芦屋市は平成7年(1995)に起こった「阪神淡路大震災」では犠牲者が444人、家屋の全壊・半壊が約51%と大きな被害が出ました。
歴史ある建造物や由緒ある邸宅も被害を受けました。
それでも10年後には空き地に新しい家などが建築され、最近は、埋立地「潮芦屋」地区の開発も進み、新しい街並みも生まれてきました。
さらに、若い世代が家を建て、人口も増えてきています。
今回はそんな芦屋市のゴミの分別やゴミへの取組について目を向けてみましょう。
芦屋市のゴミへの取り組みは?
芦屋市では2016年に、芦屋らしい景観を守るための条例「芦屋市屋外広告物条例」が施行されました。
屋上の広告や点滅式の照明などが全面禁止、住宅地の看板の面積も定められた厳しいものだそうです。
つまり、それだけ景観やゴミへのマナーについて気を配っている市だということができるでしょう。
さらに、平成23年に「市民マナー条例」(芦屋市清潔で安全・快適な生活環境の確保に関する条例)が改正され、住環境に配慮した取り組みを進めています。
芦屋市が持つ景観を保全していこうという芦屋市の思いが見て取れるような取り組みを行っているといえるでしょう。
芦屋市のゴミの分別について
芦屋市のゴミは大きくは3つ、「燃やすゴミ」「燃やさないゴミ」「収集予約が必要なゴミ」と分けられます。
「燃やさないゴミ」は「紙資源」「ペットボトル」「缶」「ビン」「その他(小型家電、鉄、ガラス、陶器、その他)」となり、収集日や収集時間が決められています。
「収集予約が必要なゴミ」とは「粗大ゴミ」「一時多量ゴミ」「植木せん定ゴミ」のことです。
引越しなどで出た多量のゴミは電話やファックスで予約をして、立ち会いのもと有料で収集をするそうです。
ゴミを持ち込むときは、予約の上、芦屋市の環境処理センターにて受け付けています。
粗大ゴミとして芦屋市環境処理センターに運ばれた自転車や家具類は再生品として有効利用されています。
「リユース・フェスタ」を開催、修理したものを希望者に格安で販売しています。
最後に
芦屋市では由緒ある土地だからこそ、街並みと景観を守るため、厳しいといわれる条例もできました。
昔ながらの高級住宅地が残る一方、新しく開発された浜側の住宅地には、新しい街づくりが始まっています。
その両方をさらに発展させるため、ゴミや環境問題、リサイクルには力を入れています。
そんな芦屋市、誰もがあこがれる町、住んでみたい町といえるでしょう。