消火器っていつまで使える?寿命と処分方法をご説明!

最終更新日: 2022/12/17

消火器っていつまで使える?寿命と処分方法をご説明!

消火器の処分方法ってなんだかややこしそう。そう思っていらっしゃるそこのあなたのために…

正しい処分方法を解説致します!

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期限切れ(古い)消火器はどうやって捨てる?

消火器の平均寿命は8年と言われ、それを越えての保管は大変危険です。古くなった消火器は処分しなければなりませんが、処分の仕方が想像もつかないかもしれません。消火器の正しい処分方法はどのような物でしょうか?

消火器の無料イラスト素材|イラストイメージ

古くなった消火器を使用し続けたらどうなるのか?

消火器は普段使わないからと言って使用期限を見なかったりお手入れが出来てない状況になっていませんか?
実は消火器をメンテナンスしないのは法律違反いなります。法律では、
「消防法第17条の3の3の規定による消火器の点検は、機器点検により、6か月に1回以上行うものとする。 機器点検の項目内容は下記のようになっている。 防火対象物の関係者は、点検を行った結果を維持台帳に記録するとともに、下表に従い、期間ごとに消防長又は消防署長に報告しなければならない。」
このように記載されており、6か月に1回のメンテナンスが必要になってきます。
もし、メンテナンスをせずに実際火事などで使用しようとした際ガスがつまり爆発を引き起こす恐れが十分にあり得ます。
実際に消火器の老朽化でおきた事件です。
消火器老朽化による事件
上記のURLのように死者もでる事故が起きている為メンテナンスはきちんと行いましょう。
メンテナンス方法を紹介します。
1.本体容器やラベルやキャップに錆びや腐食、著しい変形などはないか。
2.操作レバーは変形していないか。
3.ホースにつまりやひび割れはないか。
4.容器内の粉末薬剤は固まっていないか(消火器を傾けて、サラサラと粉末の動く音がするのを確かめましょう)。
5.安全栓は確実に装着されているか。
6.ゲージ(指示圧力計)付きのものは、その圧力値を示す針が正常値(グリーンゾーン内)を指しているか。
7.ラベルに表示されている使用期限(耐用年数)は過ぎていないか。
1つでも該当するものがあれば買い替えを推奨いたします。

消火器の設置基準

消火器を設置するうえでいくつか基準と言うのが設けられています。
これは一般家庭だけでなく商業施設にも適用します。
1.通行または非難に支障がなく必要時すぐに持ち出せる場所に設置する。
2.消火器は、各防火対象物部分から消火器の感覚を20メートルいないに設置し各階に設置する。
各防火対象物はこちらをクリック
3.床面から高さ1.5メートル以内に設置し「消火器」の標識が見やすいようにする。
4.地震・振動で倒れないようにまた落下しない場所に設置する。
5.高温・多湿場所は避ける。置く場合は収納箱に置く。
この時しない場合は、消火薬剤が凍結したり、変質・吹き出ることがありますので気を付けましょう。
6.6か月お気に点検をする。
以上が設置基準になりますので、設置される場合は気を付けましょう。

消火器の選び方

消火器の選び方って知っていますか?
消火器には種類があり、それぞれの用途がある為自分に合ったものを選びましょう。
火災種類
A火災    B火災    C火災  の3つの種類に分けられます。
A火災は、木材や紙・繊維などが燃えた際に適しています。
B火災は、石油やその他油類が火災の時に適しています。
C火災は、電気設備や電気系統からの火災に適しています。
この3つに分けられており一般家庭用で売られているのはA火災用の消火器ですが必ずしもそれが良いわけではありません。
設置場所に適した消火器を置くようにしてください。

消火器保管方法

上記でも書いている通りさびや劣化をします。
それらを防ぐために適切な保管方法を紹介します。
1.台所や洗面所などで,水や油のかかるような所はさびやすいため避けるようにしましょう。
2.ガスコンロやストーブの火器や高温になる場所は避けておきましょう。
3.台所などで水の飛び散るところは,さびやすくなるため壁掛にするか,台の上に置く。
4.高さは落下防止の為1.5メートル以下にしましょう。
5.風雨にさらされる屋外では,さびや劣化あ著しく生じるため必ず格納箱に入れて保存するようにしましょう。

消火器購入方法

消火器はどこで買えばいいの?とお考えの方もいらっしゃると思います。
気負付けて欲しいのは、消防署では消火器の販売をしていないと言う事です。少し前では、訪問販売で「消防署の方から来ました」と言う方が居たみたいです。しかしそれは「消防署の方の道から来ましたよ」と解釈していただいて結構です。
また、「ご家庭でも消火器を置くのは法律で決まっています」と言って販売している方もいますがそのような法律はないので用心してください。
それでは、どこで購入したらよいのか気になりますよね。ホームセンターなどでも売られていますが、オススメは自治体での販売で購入される方が良いと思います。その方が安全に購入できると思います。

消火器使い方

消火器の使い方はご存じですか?
ある幼稚園では「ピン」「ポン」「パン」と言う合言葉で教えられています。
1.「ピン」とは消火器本体の上部についているピンを抜く事を指しています。
本体上部に黄色のピンがあると思いますが使用時は一番最初にそのピンを抜きます。
2.「ポン」とはホースを外す際の擬音を取っています。
ピンを抜いた後ホースを外し火元に向けてください。
3.「パン」とはホースを火元に向けた後レバーを握る事を指します。
レバーを握った後は消火器内部の薬品が一度にすべて出ますので確実に火元に向けてからレバーを握るようにしてください。

消火器処分方法

①消火器買い替えの際に事業者に引き取ってもらう

消火器は古くなってもただ処分するのでなく、買い替えることも必要です。そのタイミングで消火器の販売者に回収のお願いすることが可能です。例えば、消火器2本購入で1本無料引き取りサービスをしている販売店もあるので、そういったサービスも利用してみて下さい

②消火器リサイクルセンターに処分をお願いする

古くなった消火器は産業廃棄物処理法に基づく一般産業物広域認定制度(リサイクル法)の対象となっており、一般のごみと一緒に処分することが出来ません。

そこで消火器リサイクル推進センターという団体がその法律に則り、消火器の処分を行っています。まず、処分にはリサイクルシールが必要になります。2010年以降に製造された消火器にはそのリサイクルシールが貼りついています。しかし有効期限が切れている、あるいは消火器が古くリサイクルシールが貼り付けられていない場合は、新しくリサイクルシールを購入しなければなりません。リサイクルシールが確認できれば、次に処分方法を選びます。

処分方法は3つです

・特定窓口に処分を依頼する

全国にある特定窓口に消火器の処分を依頼します。主に「消火器の販売事業者」「防犯・防災事業者」が担っています。全国に約5000箇所もあり便利ですが、指定取引所までの運搬費や保管費が必要になります。費用に関しては距離や条件によって違いがありますので、特定窓口に問い合わせてをしてください。

・指定取引所に持ち込む

特定窓口とは違い、運搬費や保管費などの費用は必要ありません。しかし、現状では、全国に約200箇所しかなく、お住まいの地域の近くにない場合もあるかもしれません。またリサイクルシールを購入したい場合は事前に問い合わせが必要です。

・ゆうパックによる回収を依頼する

ゆうパックにより消火器処分を依頼する方法です。運搬費がかかりますが、引取り回収も行っているので消火器の持ち込みが面倒な方にはおすすめです。しかしながら、この方法だと法人の方は利用できません。

【まとめ】

特別管理産業廃棄物に該当する消火器は新製品、既在品すべてが対象となり、このような特別の処分方法をとらなければなりません。
少し面倒ですが、環境負荷の低減や地球温暖化に歯止めをかけるためにも、対策の一環として消火器のリサイクルは進めていかなければなりません。ルールを守って正しく処分しましょう。

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