誇るべき日本文化。着物などの和服類や、和装小物のかしこい処分方法って??

最終更新日: 2023/02/21

誇るべき日本文化。着物などの和服類や、和装小物のかしこい処分方法って??

お家の片付けや、実家の断捨離…遺品整理などをしている際に、必ずと言ってもいいほど出てくるものと言えば着物などの和服や和装小物です。

代々受け継いだものだったり、催事や冠婚葬祭の際に購入したり。世代にかかわらず、和装を楽しんでおられる方は世界中にたくさんおられますよね!

必要なくなったものを一般ごみに出すか出さないか、何か良い処分方法はないのかと悩む方も多くいらっしゃるのではないかと思います。そんな方々の悩みを解決するため、今回は和服の処分方法についてご紹介していきたいと思います。

兵庫県・京阪神はお任せください

  • お着物に限らず、まとまった不用品があればお気軽にご用命ください
  • 兵庫県全域・大阪北部・京都南部までをカバーしています
  • エリア外の場合は各地の不用品回収業者にご相談ください

着物の種類って?

着物は、格式高いものから順にこのように分けられます。

・礼装着

慶事や弔事(打掛、黒留袖、本振袖、喪服etc.)

・準礼装着

フォーマル(訪問着、色留袖、付け下げ、振袖、紋付色無地etc.)

・盛装着、外出着

華やかに着飾る場面やお稽古事、お茶会やお出かけの場面で(紋付でない訪問着、小紋、絞りetc.)

・街着、普段着

日常生活や、ちょっとしたお出かけなどの場面で(紬、絣、浴衣etc.)

この限りではなく、小物との組み合わせやコーディネート次第で様々な場面のTPOに対応した装いに変化させることもできます。また、性別や地域によってしきたりが違っていたりもしますよね。このあたりに関しては、時代の流れと共に寛容に幅広く楽しめるようになってきていると感じます。

証紙ってなあに?

ところで、証紙ってなんだかご存じですか?着物のお話を進めるにあたり素通りはできない証紙についてご説明しておきます。

証紙とは、反物の価値や品質を示す証明書です。 厳しい検査基準をしっかりとクリアした反物だけに与えられているもので、どの反物にもついているというわけではありません! 反物から着物へと仕立てあがった際に、証紙が付いている残布が着物と一緒に渡されますので、大切に保管しておきましょう。

ちなみに、落款は?

作家さんのサインのようなもので、着物そのものに刻印されています。

処分方法いろいろ8選!!

買取依頼する

専門店に買取を依頼しましょう。いくつかの業者に見積もりを出してもらうことをおすすめします。

有名産地の貴重なものや、人気の作家のものなどは高価買取になることも珍しくはありません。丈の長いものや未着用のものでは査定額があがるとか。一方で、買取価格がつかないものもありますので期待はしすぎないようにしましょう。

質屋やリサイクルショップ、和服専門店など多数の買取を謳うお店が存在します。ひとつ懸念するならば…着物の査定のプロがいないお店では、正しい価格を見積もってもらえない可能性があります。着物専門店を選ぶ際には、買取実績が多いのはもちろん、買取品目が多く専門家が常駐しているところや、送付時の送料無料のようなところを選ぶのがポイントです。たくさんの品目を取り扱う業者では、骨董品の買取に強いところが着物の買取にも安心感があるとのお話も…

買取の種類は、持ち込み買取・宅配買取・出張買取があります。

ごみとして廃棄する

何かを処分したいときに、真っ先に思いつく方法はごみに出すことですよね。お家から出たごみは、各自治体により定められたルールでごみ置き場に出していると思います。着物を家庭ごみで出すときにも、各自治体のルールに従って廃棄をしてください。

家庭ごみに出す最大のメリットは手間が掛からないことです。また、家庭ごみと一緒に出せるのでいつでも手の空いた時に処分できるところがいいですね。しかし、着物は高価なものが多いですし簡単に廃棄してしまうのはもったいないという方には向かない方法です。

基本的には資源ごみの扱いになる自治体が多いようですが、汚れがひどい場合や濡れている場合には可燃ごみになるとされるところもあります。

売却する

オークションやフリマのサイトやアプリで着物の価値が分かる人に見つけてもらえれば、価格が高騰する可能性もあり高額での売却になることも期待できたりします。

日本の文化や和服などに興味を持っている外国の方に購入してもらえることもありますし、着物と一緒に和小物などもコーディネートしまとめて売るのも良いですね!

★参考リンク

ヤフオク

メルカリ

ここで少し、着物を自分で売って処分したいな~と思い立った時の判断基準ポイントを解説しておきますね!

売れる?売れない?着物の判断基準4選

  • 汚れや損傷がひどい‥‥クリーニングでも落ちないような汚れや、黄ばみや傷みが目立つ場合、値段がつかない可能性が高いです。
  • においがきつい‥‥長期間の保管で付いてしまうにおい以外にも、生活臭(タバコ、ペットなど)が染みついてしまっていることもあります。もし対処ができるのであれば、できる限り無臭に近くするほうが査定価格に影響が出ません。
  • サイズが規格外‥‥サイズが日本人の一般的なサイズでない場合売るのが難しくなります。しかし、小さいサイズ・大きなサイズを求めていらっしゃる方ももちろんいらっしゃいますので逆に売れるという考え方もできます。
  • 素材が正絹でない‥‥正絹に比べ手頃な価格で新品が手に入る、化学繊維などの使われた着物は、中古での取引が少なくなっています。一切買取を行っていない業者もあるほどです。絶対に売れないわけではないですので、ヤフオクやメルカリ向きとも言えるでしょう。

※メルカリにて 着物 と検索

業者に依頼する

たくさんの量がある場合や、急ぎの場合などに頼るべきは、遺品整理業者や不用品回収業者ではないでしょうか。これらの業者は、着物以外にも家具や食器おもちゃや骨董品まで、また家の中の物以外にも庭や倉庫内などの様々な物をまとめて回収してくれます。昨今では核家族化がよりすすみ、独り身の方も増え、遺品整理業者へのお片付け依頼もとても増えています。

費用は多めにかかってしまいますが、片付けに時間をたくさんとれない方や遠方の親族を手伝えない場合、すっきりときれいに早く片付けを済ませたいという方にはおすすめの方法であると言えます。

買取にも強みがある業者を選ぶことができれば、価値のあるものをしっかりと見定めてもらえます。処分したいものが着物以外にも多くあるならば、検討してみましょう。しかし、処分業者の中には悪質な業者もちらほらと見受けられるのが現実ですので、いくつかの業者に見積もりを依頼しやり取りをする中で、親切で明瞭な業者を選びましょう。

リメイクする

インターネットで着物リメイクで検索すると、とてもたくさんの参考資料が目に飛び込んできます。着物の端切れや、着物そのものをうまく使いリメイクし、まったくちがうものとして生まれ変わらせるのも素敵ですよね。同じ着物から新たな装いが生まれるというのも素晴らしいと思います。また、リメイク後に販売をするということもできます。

※メルカリにて 着物 リメイク と検索

譲り渡す

親族や友人、また知人などに譲り渡すのも処分方法の一つですよね?思い出が詰まった着物が、またちがうところでどなたかに愛用され受け継がれるというのも感慨深いですね。

ジモティーなどのコミュニティを活用してみるのも良いかもしれません。

★参考リンク

寄付する

寄付を受け付けている団体に直接渡す他に、着物の買い取り業者を通して結果的に寄付になるという方法があります。

団体に直接という場合には、無料で受け付けてはいらっしゃっても送付する送料がかかったり持ち込む場合の交通費がかかったり…しかし、回収に来てくださる団体もあるそうですので、調べてみると身近にあるかもしれませんね!

立派な社会貢献になります。

★参考リンク

『寄付の輪』へ寄付する

先ほど寄付について書きましたが、もう1つ、寄付の方法があります。
それは、物品を『寄付の輪』へ送付いただき、売却して現金化。そのお金を世界に届けるという方法です。
世界には、恵まれない子ども達が大勢います。もちろん大人だって、日々の生活に困窮している方がおられます。そのような場所へ、お金を届ける。これほど有意義なことはないでしょう!

寄付の輪へご依頼頂ければ、寄付先を指定してのご支援が可能です。
支援先は以下の通り。

  • AAR Japan(特非)難民を助ける会
  • (特非)日本ウィグル協会
  • (特非)チベットハウス
  • 国連WFP(WFP国連世界食糧計画)
  • 国境なき医師団「緊急チーム」募金

寄付の輪では、”どこかの誰かのために”というぼんやりとした寄付ではなく、”ここ”とピンポイントでお届けすることにより、また次につながる寄付になるのだと考えています。
そして、信頼頂くべく、寄付実績はきちんと公開。安心してお預け頂けます。

着物は、日本国内はもとより、海外の方にも大変人気の高い商品となっています。
また、古い着物だからこその高値が付くことも特徴のひとつで、どのような商品にも高値が付きやすく、値崩れも少なく、大変有意義な寄付となることでしょう。
要らなくなった着物がありましたら、ぜひお役立ていただければと思います。

寄付の輪の詳細は、こちらよりご確認頂けます。
不明点につきましては、お問合わせよりご質問ください。
また、『寄付の輪』会社概要につきましては、こちらで確認することができます。

不用品処分の方法として、ぜひ『寄付の輪』を候補に入れて欲しいと思います。

まとめ

たくさん出てきた場合にはもちろん戸惑いますし、さらに自分では価値の判断ができ辛い古い着物となるとどうやって処分していいか分からないですよね…

日本の文化にかけがえのない和服や和装小物。すっきりと断捨離をするにも、新しい形として生まれ変わらせるのか、古き良きを大切にし受け継いでいくのか。はたまた、ごみとして廃棄するのか。

ご自身にしっくりくる処分や活用の方法が見つかりますように。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。少しでもお役に立てておりましたら幸いです。

わたしたち相場屋は、常にお客様ファーストで見積もりから作業完了までしっかりとサポートいたします。
和服に限らず「何か処分したい」、「家を片付けてほしい」、「引っ越しに伴ってすべてのものを処分したい」などとお悩みの方はぜひご一報ください。

ご質問だけでもお気軽にラインやお電話してくださいね!