植木鉢の素材に応じた処分方法について。土の処分についても考えていきましょう。

最終更新日: 2022/03/31

植木鉢の素材に応じた処分方法について。土の処分についても考えていきましょう。

ガーデニングやフーデニングが人気の昨今。お庭やベランダを使って本格的に楽しまれている方だけでなく、お部屋に小さな鉢植えをちょこちょこっと並べ、気軽に楽しまれている方など、幅広い人気となっています。
そんな中で起こる疑問がこちら。
「要らなくなった土や植木鉢、一体どうやって処分したらいいの?」
実は、意外に処分が難しいものなのです。
今回は、そんな土や植木鉢の処分方法について、解説していきたいと思います。

植木鉢の素材、いろいろあるんです

植木鉢の素材って、いろいろとあるんですよね。
そして最近は、鉢ではない物を鉢として使う面白さを追求しておられる方も。
小さい鉢をたくさん並べるのもお洒落なので、「ぐるり部屋を見渡してみると、たくさんの植木鉢!」というご家庭も少なくないのでは?
中でも、代表的な植木鉢を以下に挙げてみました。

素焼き鉢(テラコッタ鉢)

土を高温で焼いて作られた陶器の鉢です。
アンティークな雰囲気や異国情緒、そしてサイズ感も豊富であることから、大変人気となっています。
通気性と排水性に優れており、熱もこもらず、植物に優しいのも大きな魅力。生長しやすい環境を自然に整えてくれる鉢ですよ。
取り扱いの注意点としては、重たいこと。高い場所に置くのは危険なのでやめましょう。また、陶器なので、落としたりぶつけたりすると割れてしまいます。丁寧に扱ってあげましょう。

プラスチック鉢

軽く、割れにくく、安価。形やカラーバリエーションも豊富であるため、人気です。
お子様が学校の教材として持ち帰ってくるのも、こちらのタイプかと思います。手軽にスタートするのに最適な鉢だと言えるでしょう。
軽いので、ハンギングに最適。花をたくさん付けるタイプのハンギングは空間を縦に彩ることができるので、とても豪華です!プラスチック鉢ならではの飾り方ですよね。
ただ、通気性があまりよくなく、温度も上がりやすいため、夏場の水やりには注意が必要です。草花に合わせて、最適な方法を見つけ出してあげましょう。

化粧鉢(塗り鉢)

釉薬をかけて焼いた、陶器の鉢です。
釉薬により、色はさまざま。美しく、観賞用としてインテリア性に優れており、人気があります。小さめの化粧鉢は、室内に置いて飾るのにもピッタリです。
ただし、釉薬がコーティングとなり、陶器ではあるものの通気性は損なわれます。温度や水はけなど、様子をきちんと観察してあげることが必要です。

木製の鉢

木で作られた鉢です。
そのまま土を入れて使うというよりも、鉢のカバーとして使われることが多いタイプ。ナチュラルで、お庭やインテリアに馴染むため、幅広く好まれる鉢です。
カバーを使用するメリットは、気分に合わせて気軽に着替えられること。鉢植えの植え替えとなると結構大変なのですが、カバーであれば入れ替えるだけ。インテリアや置き場所に合わせて、楽しむことができますよ。また、鉢と鉢カバーの間に空気層ができることにより、保温効果が期待できます。室内で冷暖房を使用する環境においては、大きなメリットとなるでしょう。

その他

ブリキ缶やガラス瓶なども、植木鉢としてよく使われます。
DIYとしての雰囲気が出るため、室内のインテリアと合わせながら楽しむ方の多い鉢です。
ただしどちらも底穴などはなく、開けるのも難しいことから、通気性に劣ってしまうことには注意しましょう。カバーとして使うか、もしくは水やり不要なエアープランツを植えるなど、使い方を工夫するといいですよ。

ちょっと前までは、植木鉢にこれほどまでの種類はありませんでした。多くの方が楽しむようになり、種類もさまざま。増えてくるのは目にも楽しく良いことなのですが、その分、処分の方法も多岐にわたってしまうことを念頭に置いておかなければいけません。

庭や家を美しく彩る存在なのですから、ルールに添わない処分などせず、処分の時まできちんと美しくありたいものですね。

植木鉢をゴミとして処分するには

植木鉢は、素材によって処分の方法が異なります。
以下を参考に、自治体指定の日に出すようにしましょう。

『燃えないゴミとなるもの』

 素焼き鉢(テラコッタ鉢)、化粧鉢(塗り鉢)、ブリキ缶、ガラスなど。

 ※ 割れてしまった鉢は、ケガ防止のため、新聞紙などで包んだ上で『ワレモノ』と書く。
   回収する方への心配りは大切です。

『燃えるゴミとなるもの』

 木製の鉢

『資源ゴミとなるもの』

 プラスチック鉢

燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミ、どのタイプであっても、大きなサイズである場合は、粗大ゴミとなります。その場合には、各自治体の粗大ゴミの回収ルールに従い、出しましょう。

粗大ゴミの出し方についての詳細は、コチラをお読みください。

可能であれば、譲る努力も

とても可愛い植木鉢や思い入れのある植木鉢など、壊れているわけでもなく、捨てるにはあまりにももったいない……という物であれば、ぜひお近くの方に声をかけ、お譲りしてみて欲しいと思います。
「探していたの!」とお喜び頂けることも、決して少なくないでしょう。

また稀に、海外製のアンティークなどであった場合には、高値で取り引きされるような植木鉢もあります。

壊れてしまって処分するのでなければ、ぜひ一度、お譲りする努力もしてみてください。
エコの観点からも、おすすめいたします。

土を処分するには

土の処分は、実はとても大変です。
「土のある場所、例えば山や公園などに捨てればいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、土を捨てる行為は違法投棄!決してしてはいけません!

それはなぜなのか?
理由が分かれば、きっと納得できるでしょう。

ガーデニングで使われた土のバランスは、自然界とは大きく異なります。そのため、それを自然に返してしまうと、それは”異物”でしかありません。
その上、ガーデニングの土には、その地域にはない植物が含まれている可能性があります。ガーデニング植物には海外種も多くあり、中には生態系を破壊してしまうほどの繁殖力を持つ種類も。それが山に広がってしまったら、取り返しのつかないことになってしまうのです。

どんな植物を育てた土なのか、過去をたどり、しっかりと調べられるでしょうか?
種子や根を死滅させるほど、乾燥や熱をかけ、処理ができるでしょうか?
それはきっと、不可能です。
であれば、投棄するべきではないのです。

少しずつ、燃えるゴミで処分する

大量の土を燃えるゴミとすることはできませんが、コップ1杯程度の土であればOKという自治体が多くあります。気長な作業とはなりますが、それほど多くないのであれば試してみてもいいでしょう。
ただし、自治体によっては受け付けていない場合もありますので、事前に確認は必要です。
また、回収可能な場合にも詳細なルールが決まっていることが多いため、まずはお問合せをお願いいたします。

明石市の回収については、コチラへ。

西宮市の回収については、コチラへ。

三田市の回収については、コチラへ。

宝塚市の回収については、コチラへ。

加古川市の回収については、コチラへ。

ホームセンターのサービスを利用する

すべてのホームセンターが受け付けている訳ではありませんが、ホームセンターの中には、土の回収をしているところがあります。
ただし、条件付きであることが一般的。無限に回収してくれるわけではありませんので、気をつけましょう。


引用元:島忠 HOME’S

ちなみに、2022年3月30日現在、”島忠 HOME’S”、”ホームセンター ユニディ”、”ジョイフル本田” にて、残土回収が行われています。
他のホームセンターも、今後回収が行われるかもしれません。ご近所に他のホームセンターがある場合には、一度尋ねてみるといいかと思います。

土を再生させる

土の処理は、意外に難しいことが分かりました。
たくさんの土があある場合には、”少しずつ”という処理ではなかなか片付きません。その場合には、”再生”についても考えてみましょう。

再生に必要なのは、3ステップ!

 ● ふるいにかけ、根や石を取り除く

   古い土を乾燥させ、ふるいにかけます。
   その際、網目の荒い物と細かい物を用意。ゴミをきれいに取り除きます。

 ● 消毒する

   屋外に土を広げ、まんべんなく熱湯をかけます。
   その後、冷たい外気にさらし、2週間に1度かき混ぜながら1か月ほど天日干しにします。

 ● 養分を追加する

   土壌改良剤を混ぜ合わせ、土のバランスを整えれば、完成です。

ちょっと手間はかかりますが、できないことはないステップではないでしょうか。
土の量が多い場合には、ぜひ一度チャレンジしてみてください。

不用品回収業者に依頼する

「処分したい土が大量にある。でも、土の再生をする時間や手間はない。」場合には、”不用品回収業者へ依頼する”という方法がおすすめです。
自宅まで来てもらえますし、分量が多いから少しずつ……などという手間もかかりません。すべてを一気に処理することが可能です。
また、土以外にも不用品があれば、一緒に持って行ってもらうことも可能。
面倒なのは嫌だなと思われる方は、ぜひ相場屋までご相談ください。

まとめ

今回は、植木鉢と土の処分方法についてご案内いたしました。
植物や土との触れ合いは、心を落ち着かせてくれます。お野菜や果物が収穫されれば、それを頂く時にも幸せを感じることでしょう。
室内に植物があると調湿効果も得られるなど、インテリアだけに留まらないのも嬉しいところ。
とはいえ、いつかは来る処分の時。始める時には、そのこともしっかりと念頭に置いたうえで、大事に育てて欲しいと思います。