シーズン後に残った古い灯油。処分の方法とは。使用期限や灯油の廃棄、捨て方について。

最終更新日: 2022/06/19

シーズン後に残った古い灯油。処分の方法とは。使用期限や灯油の廃棄、捨て方について。

灯油を使うタイプの暖房器具をお使いの方、冬の間にすべてを使いきれたでしょうか。余ってはいませんか?
余ったままで夏を越した古い灯油、また使っても大丈夫なのでしょうか?それとも危険?古い灯油はすっぱり諦めて処分するべきなのでしょうか?灯油を廃棄するなら、その捨て方とは?
灯油のあれこれについて、調べていきましょう。

灯油の使用期限について

実は、灯油には使用期限はありません。
保管状態が良ければ、何年経っても使用可能です。しかし逆に、保管状態が適正でなれば半月ほどで劣化し、使えなくなってしまうのです。
つまり灯油には、”食べ物のように期限が設けられているわけではない”というのが実情です。

では、灯油の適正な保管状態とは一体どのようなものなのでしょうか。

<適切な保管状態とは>
・以下が適正な状態に保たれていること。
  日光、紫外線、温度、水分、空気 
・保管に適した容器を使用していること。

昨今は燃料の値上げが激しく、たくさん残っているともったいなくて処分は考えたくないもの。
しかし、変質した灯油を使用することはとても危険です。
古い灯油は処分し、無理して使うことのないよう気をつけましょう。

灯油の変質を確認する方法

お手元の灯油が変質しているかどうか、確認の方法は簡単です。
変質しているかどうかはとても分かりやすいです。素人であってもすぐに気づけます。
下記のような変化を感じた際には、使うと大変危険です。決して使わないようにしましょう。

● 見た目

プラコップなど、透明な容器に灯油を少し入れます。水と比較し、同様の無色透明な状態であれば、大丈夫。
もし、少しでも色がついていると感じるなら、それは変質しています。
黄色っぽく変化しているなら酸化してしまった状態に。
ピンクっぽくなっているなら、ガソリンの混入が考えられます。

他、見た目の変化として、分離もあります。
無色透明であっても分離しているか否かは分かりますので、じっくり眺め確認しましょう。
分離は、水が混入することでおこります。

● 臭い

灯油にはもともと臭いがあります。薬品臭とも言える、特有の臭いです。
それが変化し、酸っぱい感じ、もしくは刺激が強く感じるようであれば、それも変質によるもの。
「もともと灯油は臭うものだから、こんなものだよね?」などと思わないようにしましょう。

変質した灯油を使うとどうなる?

灯油を使った暖房器具は、”灯油に着火して温める”という構造です。
染み込ませる芯となる部分やセンサー等は、すべて灯油を元に設計されています。そのため、変質した灯油では正常な動作をしない、という事態にも。
例えば……。

 ● 着火しない。

 ● 消火できない。

 ● 煙や刺激臭が発生する。

 ● 動作しない。

など。変質した灯油を使うと暖房器具が故障する可能性があるだけでなく、不完全燃焼を引き起こしてしまうこともあり、とても危険!
ちょっとでも「おかしいかな?」と感じるなら、決して使ってはいけません。

灯油の処分方法(少量の場合)

少量の灯油を処分するのであれば、布や新聞紙などに染み込ませて可燃ゴミとすることが可能です。
ただし、灯油は”特別管理産業廃棄物”に指定されており、扱いや管理についてさまざまな基準が設けられています。安易な廃棄はできず、自治体によって取り扱いが変わってきます。
上記は一般的な処分の方法ですが、事前の確認をお願いします。

他、ストーブで使い切ってしまうのも、ひとつの方法です。
暖かくなっても、時おり肌寒い日がやってくるもの。そんな日に積極的にストーブをつけるようにすれば、ある程度の分量であれば無くなってしまうでしょう。
その際は、給油のサインが出ても、そのまま運転し続けます。着火しない状態になれば、タンクが空になったということになります。

固めて捨ててはいけません

油つながりということで、「料理油廃棄用の凝固剤を使おう!」とされる方もおられます。しかし、これはしてはいけません。とても危険な、間違った灯油の処分方法なので気をつけましょう。
というのも凝固剤は、熱した油でないと使うことができない、調理用油専用の商品だから。
万が一にも灯油を熱しようものなら、大変危険です。火事の原因にも!
これは絶対にやめましょう。

灯油の処分方法(大量の場合)

古い灯油が大量の場合、その捨て方は難しくなります。少量の場合で書いたような、布や新聞紙に含ませて……では間に合いませんし、自治体でも受け付けてもらえません。
以下のような、適切な灯油廃棄の捨て方にて実行していきましょう。

購入した店で引き取ってもらう

灯油の販売店では、廃棄も受け付けている場合が多くあります。まずは、購入店へ確認しましょう。
ガソリンスタンドで購入した場合も同様です。多くのガソリンスタンドにて、灯油の廃棄を受け付けていますので、聞いてみることをおすすめします。
ただし、店やガソリンスタンドの方針により、大きく変わります。
そもそも、灯油の処分を受け付けていないこともありますし、費用が必要となる場合も。持ち込む前に確認しておく方がいいでしょう。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者であれば、自宅まで引き取りに来てもらえますので手間要らず。しかも、灯油だけでなく、灯油の入ったポリタンクも含めて丸ごと一気に処分してもらえ、とても便利です。
灯油の持ち運びは不安も伴います。お車を汚してしまう可能性もあります。
問合せもろもろ面倒だな……という場合、古い灯油の捨て方として、不用品回収業者という選択は最適でしょう。

もちろん相場屋でも、灯油の処分を行っています。
灯油のみ、ポリタンクごと、その他の不用品もまとめて……など、お客様のご都合に合わせてお引き取りいたしますので、お気軽にお声かけください。

灯油を長く保管する方法

灯油の取り扱いでベターなのは、シーズンで使いきること。とはいえ急に暖かくなるなど、うまく使い切ることができなかった場合には、変質させずに保管する努力が必要です。

● 灯油用のポリタンク、もしくは金属製の容器に入れる

ポリタンクは、必ず”灯油専用”を用意します。他の用途と兼用してはいけません。
そしてポリタンクなら何でもOKという訳ではなく、赤色や青色のポリタンクで、”灯油用”と刻印のあるものに限ります。それ以外の場合だと変質がかなり早く、半月も持たない場合も……。
JISマークがあることも、選択の目安となるでしょう。

● ポリタンクは5年を目安に交換する


ポリタンクは、素材的に寿命が5年となっています。
5年が過ぎてもまだ使えるのですが、これは、安全に使えているわけではありません。
寿命が過ぎれば劣化による変形が起こりやすくなり、灯油の状態を保てなくなる可能性があるということ。保管状況によっては、5年を待たずとも交換が必要となる場合もあるでしょう。
定期的な買い替えをおすすめいたします。

● 直射日光を避け、冷暗所で保管する

灯油を入れたポリタンクに、直射日光が当たるような状況となってはいけません。
屋外ではなく、屋内に保管するようにしましょう。
変質の原因となるような、日差しや紫外線を当てることのない場所での保管であるべきなのです。

不要となったポリタンクを処分するには

中身をしっかり空にし、可燃ゴミのゴミ袋に入れ、”可燃ゴミ”の日に出せばOKです。
サイズが大きな場合には(縦・横・高さのいずれかが50cm以上である場合)、粗大ゴミとなります。
その際は、自治体の粗大ゴミの出し方に沿って、出していきましょう。

まとめ

身近な存在である暖房器具。燃料として使われる灯油は、日々の暮らしの中に馴染んでいるかもしれませんが、特別管理産業廃棄物であることを決して忘れてはいけません。
間違った灯油の扱いや捨て方は、環境を破壊するばかりか、とても危険。
事故に繋がってしまう可能性があることを、しっかりと意識しておきましょう。
危険物としてのあれこれ、ちょっと面倒だな……と感じる場合には、相場屋へご相談ください。
適切に、安全に、処分をいたします。

灯油ではなく、エンジンオイルの処分方法についてお知りになりたい方は、コチラもご確認ください。

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