大量の切手が出てきた!捨てるのはしのびない。という方の「どうしたらいいの?」に答えます。

最終更新日: 2022/07/04

大量の切手が出てきた!捨てるのはしのびない。という方の「どうしたらいいの?」に答えます。

1950年代~1960年代、日本に巻き起こった切手ブーム。その名残が、家屋の大掃除中に出てくることは珍しくありません。
ご自身で収集した物ではないため価値も分からず、どう対処したらいいのかも分からない。とはいえ、金銭的価値のあることは分かるため、捨てるのも気が引ける。
そんなお悩みをお持ちの方に、対処法をお教えいたします。

切手ブームは突然に

切手ブームが起こったのは、1950年代~1960年代。発端となるのが、グリコのおまけだと言われています。1957年、グリコが、「世界の切手をあなたに」とのキャッチフレーズで、日本のみならず、世界の切手をおまけに採用します。すると、人々は、切手の美しさに魅了されることとなりました。

それもそのはず、切手は、小さな小さな芸術品。
一流芸術家の作品が起用されることもありますから、鑑賞用としても十分に楽しめるものだと言えますよね。
しかも、安い!
後々に付加価値がつけば高価になってくる切手もあるものの、発売当初はどれも安いものばかり。
郵便局で販売されている切手は、最高額面で500円。(2020年7月2日現在)これは昔から同様で、お子さまでも無理なく収集することができる理由がここにあります。

美しさと気軽さを兼ね備えているからこそ、切手収集がブームを巻き起こしたといえるでしょう。

形を変えた、切手収集

その昔、切手ブームの頃には、記念切手の発売日に合わせてコレクターが早朝より郵便局に行列をなし、切手を購入する姿が見られました。
しかし今は、様相が変わってきています。
記念切手は郵便局のオンラインショップで販売されており、並ばずとも手に入れられます。必死に並ぶ必要は、もうないのです。

では、コレクターは何を楽しんでいるのでしょうか。
いまは、切手だけでなく、使用済みの切手に対し、その背景もコミコミで楽しむ”テーマティクコレクション”が人気となっています。
例えば、消印の押された地域、その日付から推察される時代的考証、使われている紙や筆記具など、ストーリーを読み取り、全体像に思いを馳せて楽しむわけです。

未使用切手から使用済み切手へ。
時代と共に、切手に求められるものが変わってきているのかもしれません。

切手処分はいけないこと?

切手は、郵便物を送り届けるために使われる証紙のことを言います。郵便物を受け取り、配達を行う局員さんに対し、「配達料金は支払い済みです。」という証明になっているわけです。
なので、未使用の切手は”お金の代わりである”と言えるでしょう。100円切手なら、100円分の郵便代金の代わりとなるわけですから。
ただ、注意点はあります。
それは、切手が、郵便料金に対してしか使えないということ。お買い物や、その他の場面において、金銭代わりに使える物ではないのです。用途に区切りのある金銭、ということですね。

とはいえ、金銭は金銭。
やはり、”要らないから捨てる”という判断は、あまりに無茶な気がしてしまいます。

なぜ”切手”と言うの?

切手の正式な名称は、”切符手形”です。
そして、切符手形と呼ばれていた頃には、商品券のように金銭の代わりとして使用されていました。
購入できる物としては、米、饅頭、羊羹、酒など。各々、商品別の切符手形が発行され、庶民の生活にしっかりと定着していたといいます。
そんな中で生まれたのが、郵便料金を支払うための切符手形でした。

つまり当時は、世の中にいろいろな切手(切符手形)があったということですね。

現在では、切手と言えば郵便料金の前納の為に貼り付ける紙片のことのみを指す名称となりました。
その他、商品を購入するための用途に関しては、切手ではなく、商品券と名前を変えていったのです。

切手の価値

先ほども書いたように、切手には、商品券とはならないものの、郵便代金の代わりとなる金銭的価値があります。使用用途は限られていますが、価値としては変わりがないでしょう。
とはいえそれは、”未使用”の場合に限ります。消印が押されると使用済みとなり、郵便代金の代わりとして使うことはできなくなるため、金銭的価値はなくなってしまいます。

とはいえ、例外はあります。
それは、プレミア切手と呼ばれるものです。
発行枚数の少ない物や戦前の物などは、時代背景も相まって、額面や使用未使用に関係なく、一枚数千円~数万円もの値段がついている切手が存在しています。

例えば、 明治時代に発行されていた竜文切手。
発行枚数が極めて少ない上に、手彫り・手刷りで作られていたことにより、すべてが微妙に色味が異なります。中には、印字位置が多少異なっているものもあり、それはより価値が高くなります。

そして、エラー切手も人気があります。
印刷ミスにより、本来とは異なる色味となったもの、ズレ、かすれ、ミシン目のズレ、はたまたミシン目が全く入っていないものがあり、大変高額で取り引きされています。(意図的にミシン目なしで発行された切手は省く)
また、こちらの切手に関しては、古い切手よりも近年である方が高額になります。というのも、技術向上により、エラーが出にくくなっているため。めったに無いからこそ、価値が上がるというわけです。

※ 切手については、コチラもぜひお読みください。

切手処分について

まず処分の前に確認して欲しいのは、使用切手なのか、未使用切手なのか。
そして、歴史的価値があるか、否か。
ここがポイントです。

未使用の場合

たとえ古い切手でも、未使用であれば、今も使用することができます。
それほど多くない分量であれば、お手紙や小包を送る際にじゃんじゃん使っていきましょう。
なかなか郵便物を送る機会がない……という方でも、もし例年、年賀状をお送りであるならば、来年分は年賀状を買うのではなく、切手なしのはがき用紙を購入し、切手を貼っていくという消費方法があります。

他、郵便局で交換してもいいでしょう。
郵便局では、未使用であっても返金には応じてもらえません。ただ、交換であれば可能です。
その際、1枚につき5円の手数料は発生してしまいますが、切手だと使いにくくても、レターパックであれば使用するというような場合、交換する価値は十分にあると思います。

※ 切手の交換について詳細は、コチラへ。

未使用の場合

寄付をする方法があります。
これは、使用済みの切手でも大丈夫。また、古い切手ではなく、最近の切手でも問題はありません。
集められた切手は、1kg=1,000円の寄付になるのだとか。
でも、なぜ?不思議です。
それは、海外のコレクターが記念切手を目当てにどっさりと買い付けるらしいのです。
なるほどですよね。

ちなみに、寄付団体としては下記の施設など。
ワクチン支援活動や国際保健医療協力のため、使われることとなります。もちろん、下記以外にも寄付を受け付けている団体があるかと思います。興味のある方は、ぜひ調べてみてください。

公益社団法人 日本キリスト教海外医療協力会

認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会

そして寄付の際は、以下に気をつけて切手を取り扱いましょう。

  • 消印を含めて大きめに切り取る。
  • 切手のふち(ぎざぎざの部分)が残るように切り取る。
  • 台紙から無理に剥がさない。
  • 湿気に気を付ける。

価値が分からない場合

いろんな方法があるけれど、結局、手元にある切手が価値があるのか無いのか、まったく分からない……という場合には、分かる方の力を借りる方法がベターかもしれません。

例えば、私ども相場屋にお任せ頂ければ、ルートを通じて査定を実施。
価値ある切手については買い取りを行い、その利益をお客様へ還元いたします。
そして価値の無い切手は、そのまま処分も可能です。
もちろん、思い入れがある切手については処分せず、お手元に置いておくという判断も良いかもしれません。
お客様の細かな要望にお応えできるのが、相場屋のメリットです!

※ 相場屋については、コチラもご覧ください。

他、質屋など、切手の買い取りを行っている業者を探し、依頼するという方法もあります。
ただ、質屋すべてが取り扱っているわけではないため、探すのに手間がかかるかもしれません。

また、ネットオークションで出品してみてもいいでしょう。
価値の分かる方が見つけ出してくれれば、どんどん値段が跳ね上がっていく可能性も。
商品の写真を撮り、説明文を乗せ……という手間が面倒ではありますが、そういう作業がお嫌いでない方であれば、楽しみつつチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

可燃ゴミに出す?

切手は紙なので、可燃ゴミとして出すことは可能です。何の問題もありません。
しかし、使用済み切手であっても寄付になるなど、切手の利用価値は非常に高いものです。
ぜひ捨ててしまうのではなく、リユースとリサイクルを最大限に実施して欲しいと思います!

まとめ

切手を見つけた際は、切手処分は考えず、活用方法を探して欲しいと思います。
古い切手使えるのです。
海外でも人気があります。
もちろん国内で探しておられる方も。
切手捨てるのは、とてももったいないこと!
ぜひぜひ、リユースを!!