パソコンを処分したい時に、必ずしなければいけない”データの削除”について。

最終更新日: 2022/05/07

パソコンを処分したい時に、必ずしなければいけない”データの削除”について。

パソコンの買い替えや買い増し時、古いパソコンはどうされていますか?
捨てる方、譲る方、どちらの場合にも、忘れてはいけないのが”データの削除”です。
もし忘れてしまうと、そこから個人情報が流出してしまう事態にも……。
「全部消去したから大丈夫!」と思っていても、それ、復旧が可能な消去法ではありませんか?
今回は、本当に安心なPCのデータ削除についてお話いたします。

パソコンのデータはどうなっているのか

「パソコン壊れているし、もうデータだって消えているだろう。」

「初期化したから大丈夫!人にあげてもいいよね。」

と思っていたなら、それは大変なことです!
パソコンは壊れてもデータは消えませんし、初期化してもデータは残っています!
ちょっとパソコンに詳しい人なら、サクッとデータを復元してしまうでしょう。
個人情報のかたまりとも言えるパソコンを、データ付きのまま人に渡してしまう怖さは、想像に難くないはず。
では、パソコンのデータを本当に完全消去するには、どのようにしたらいいのでしょうか。

パソコンのデータ、なぜ消えないの?

刑事ドラマを見ていると、科捜研に「犯人のPCデータ、復元しといて。」などと頼むシーンがちょくちょく出てきますよね。「さすが警察!そんなことまで出来ちゃうんだー。」と思ってしまいますが、実はあれ、さほど難しいことではありません。

というのも、パソコンを初期化しても、データは”無くなったように見える”だけ。他にも、コマンドを使っての消去や、リカバリーという方法もありますが、これらの方法は一見するとパソコン上にデータが存在しなくなるため「消せた!」と思うわけですが、実はコレ、消えてはいません。
これらの作業で消えたのは、アプリケーションをインストールしていた部分のみ。データの保存領域には普通に残ったままなのです。
つまり、ただ見えなくしているだけで存在はしているのですから、見えるようにするソフトウェアを使えば、容易に復元ができてしまうというワケ。
そして怖いことに、この復元は警察に限らず、誰にでもできてしまうことなのです。

パソコンのデータを完全消去する方法

パソコンのデータを完全に消去するには、以下の3つの方法があります。

● ソフトウェアによる上書き消去

専用のソフトを購入し、記憶媒体内にあるデータに上書きを行います。上書きすることにより、元あったデータの形が壊れてしまいますので、読み出しができなくなります。
つまりは、消去と同じ意味を持つということになります。

● 磁気消去

HDDは磁気でデータを保存しているため、強い磁気をかけることにより、保存されたデータの読み出しを不可能にすることができます。
ただこの方法は、消磁装置を持つ専門業者でなければ行えませんし、磁気でデータを保存しないSSDやフラッシュメモリについては意味を成しません。限定的な消去法となります。

● 物理的な破壊による消去

パソコンを分解して記憶媒体を取り出し、物理的に壊せば、データの読み出しができなくなります。
工具があり、PCを分解してどの部分が記憶媒体なのか分かるのであれば、個人でも出来る作業ですが、危険も伴いますので注意が必要です。

ソフトウェアの購入や破壊など、個人でも出来るデータ消去もありますが、より安全な消去を考えるなら、信頼のおける専門業者へお任せする方がいいでしょう。
というのも、パソコン内のデータが流出する怖さは計り知れません。
単に、作成した文書や写真データが漏れるだけでなく、ショッピングサイトへのログイン情報、クレジットカードの番号などが残っていたとしたら……。銀行へのログインは……。
手間や出費を惜しんだことにより、膨大な情報を世界に発信してしまうかもしれないのです。
多少のコストを惜しまず、実績のある、信頼できる業者へデータの消去を依頼する。
これは、パソコンを利用する者にとって必要なことだと考えた方がいいかもしれません。

パソコンの処分方法

データの消去が終わり、「さあ、処分するぞ!」と思っても、パソコンは一般ゴミや粗大ゴミとして処分してはいけません。
それには、”資源有効利用促進法”が関係しています。

資源有効利用促進法とは、循環型社会を形成するために制定された、3R(リデュース・リユース・リサイクル)を推進するための法律。10業種・69品目が指定され、リサイクルやメーカーによる自主回収が義務付けられています。

指定品目にはPCが含まれているため、デスクトップパソコンやノートパソコンに限らず、PCモニターについても、ゴミとして処分することはできないのです。
ちなみに、キーボードやマウスについては不燃ゴミとして出すことが可能です。

では、パソコン処分オススメの方法を挙げていきたいと思います。

PCメーカーに依頼する


2003年10月以降に販売されたPCについては”PCリサイクルマーク”が貼付されており、このマークがあれば、料金の負担なく、メーカーに廃棄を依頼することができます。
ただし、回収についての手続きはメーカー毎に異なります。詳細は各メーカーにお問い合わせください。

2003年10月以前に販売されたPCについては、マークがありません。もちろんその場合でもメーカーに回収を依頼することは可能ですが、回収再資源化料金の負担が必要です。料金については、メーカー毎に異なります。手続きの詳細と共に、各メーカーにお問い合わせください。

小型家電リサイクルを利用する


小型家電リサイクル法の施行により、家電量販店やスーパーなどに、写真のような回収ボックスが設置されるようになりました。一部のボックスにおいては、PCの回収も行われています。
PCの回収については”必ず”ではないため、ご希望の際は事前に確認が必要です。

もちろん、回収ボックスに入れる際にも、データの削除はしっかりと行うこと!
国により、パソコンの回収が許可された店舗については”情報漏えい対策チェック”が行われていると言われていますが、ご自身の大切な個人情報です。念には念を入れることが大切です。

業者や個人へ譲る

パソコンの需要は高いため、業者でも個人でも、買い手はたくさんおられます。
専門の業者や、オークションサイト、フリマアプリなどを利用し、必要とする人へ売るというのも、ひとつの方法でしょう。
ただし、この場合は特に、データの消去について慎重になる必要があります。
業者の場合、「消去もこちらで対応します」と言われたとしても、それを信用していいのか考えましょう。そして個人の場合だと、疑いたくはありませんが中古PCを入手し、情報を復元して楽しんでいる……という場合も無きにしも非ずなのです。

譲り渡す前に、確実にご自身の手でデータの消去を行うこと。これが重要です。
もちろんこの場合には、先に挙げた”破壊”という消去方法は使えませんので、気をつけましょう。

無料回収サービスを利用する

パソコンを無料で回収する業者があり、それを利用する方法もあります。
もちろんこの場合もデータの消去は必須ですが、業者によっては、オプションサービスとしてデータの消去と、消去に関する証明書の発行などを行ってくれる場合があります。
多少の料金は必要となりますが、安心の保険として利用するのもいいでしょう。

この場合の注意点としては、業者の見極めです。
悪質な業者も紛れており、そのような業者に捕まってしまうと、”データの消去”を謳いながらも消去せずに売買してしまったり、適当な場所に不法投棄されてしまうこともあるのです。

きちんとした業者を見極めるのは、ご自身の責任です。
ホームページやネットでの情報を頼りに、適切な業者探しを行いましょう。

不用品回収業者を利用する

不用品回収業者でも、パソコンの処分は可能です。
もちろん相場屋でも、パソコン処分を請け負っています。
データの消去がまだの場合には、その点もご相談ください。お客様の目の前で記憶媒体の破壊を行うなど、ご安心頂ける方法にて、データ消去の対応をいたします。

そして相場屋であれば、パソコンの対応と同時に、家具や小物などあらゆる処分を同時に行うことが可能です。お困りの際は、まずはご相談ください。一緒に対応策を考えていきましょう!

相場屋の不用品回収については、コチラもご覧ください。

まとめ

パソコンは、情報のかたまりです。
PCを処分するにはデータの削除が必要不可欠ですし、パソコン処分は容易ではなく、オススメの方法があることを知っておかなければなりません。
「電源が入らなくても、データは無くなってはいない。」
「自分では消去をしたつもりでも、実際はデータが残っている。」
ということを踏まえ、きちんとした処分を行っていきましょう。