電球や照明器具、普通に捨ててはいけないかもしれません。新たな法律に従った処分方法について。

最終更新日: 2022/12/17

電球や照明器具、普通に捨ててはいけないかもしれません。新たな法律に従った処分方法について。

引越しなどによる照明器具の変更。そして、球切れによる交換。
電球や照明器具を処分するには、不燃ゴミではダメかもしれない……とご存じでしたか?
それは、とある法律によります。
今回は、電球や照明器具の正しい処分の方法についてご紹介いたします。

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電球の種類について

電球の種類はさまざまです。
交換の頻度や照明器具の形状、ランニングコスト、使う場所やインテリアに合わせ、きちんと選んで使うことが、上手な使い方。
以下、代表となる3種類を挙げ、それぞれの形や性能、使い心地について書いていきたいと思います。

電球の特徴を知り、効果的な使い方ができるようになると、QOLがグッと向上しますよ!

蛍光灯とは

直管型と丸形のある、一般的なタイプ。ご家庭や学校などで目にする機会も多い電球だと思います。
お値段もお手頃で、適応の照明器具が多いのも嬉しいポイント。
光の色も、”電球色” ”温白色” ”白色” ”昼白色” ”昼光色” の5種類があり、お部屋のなりたいイメージに合わせて選ぶことができます。
ちなみに、人気の高いのが電球色。オレンジ系の落ち着きある色味で、リラックスしたい場所にぴったり。目も疲れにくくなっています。

この電球のデメリットは、水銀が使われていること。破損や不法投棄があれば、環境汚染が気になります。きちんとした回収が必要不可欠です。

LEDとは

LEDは、まだ新しいタイプの電球です。
というのも、白色に光るLEDが実用化されたのは1996年のこと。出始めの頃は高価で、なかなか手の届かない存在となっていましたが、最近はお手頃な価格で販売されるようになり、今や、電球の主力となっています。

メリットとなる部分が非常に多いことが、LEDの特徴とも言えるでしょう。
まず、壊れにくいこと。寿命が桁違いに長く、節電効果も高く、ほぼ熱を持たないため壁に沿って照明が配置できるなど、それまでに無かった、さまざまな使い方が可能になりました。

デメリットとしては、お手頃な価格になったとは言え、他の電球に比べると高価であること。
家中のあらゆる場所をLED化するためには、それなりの費用がかかることを覚悟しなければいけません。

白熱灯とは

トーマス・エジソンが発明した電球です。これが、一番歴史ある電球となります。
当初、フィラメントには炭化させた紙が使われていましたが、発光時間は1分ほど。すぐに燃え尽きてしまったため、日常使いできるものでは無かったといいます。
それを劇的に変化させたのが、日本の竹。エジソンが世界中から集めたフィラメントの材料候補の中に京都・石清水八幡宮の竹があり、その竹から作ったフィラメントが1200時間を記録。実用化の第一歩となりました。
ちなみに今は竹ではなく、レアメタルであるタングステン等が使われています。

デメリットとしては、寿命が短いことと、電球がとても熱くなってしまうこと。熱を発するため、使う場所も選んでしまいます。

照明器具の種類について

照明器具とは、空間を照らし、暮らしを便利にするためのもの。
しかしそれだけでなく、インテリアの一部として生活を豊かにするという使われ方もあります。

そして、その種類は実にさまざま。
室内・室外、付ける場所に合わせて形や個数を変えると、一気にこだわりを感じさせる住空間へ!
照明器具を上手に使い、家の印象をガラリと変えてみるのも素敵です。
以下、幅広く使われる照明器具について説明していきたいと思います。

シーリングライト

いわゆる、一般的な照明のこと。天井に貼りつくように設置され、部屋の広さに応じてサイズも選べます。メイン照明であり、部屋全体を照らすのが大きな役目だと言えるでしょう。
各種照明器具の中で一番ポピュラーなタイプであることから、日常使いのイメージが強い照明となりますが、ダウンライトと併用すればムーディに使うこともでき、活躍の幅が大変広い照明となっています。
最近では、光の強さや色味を変えたり、タイマーやファンが付いたタイプなど、種類もさまざま。
コストパフォーマンスが高く、使い勝手のいい照明です。
汎用性もあり、使用場所は選ばないのも魅力だと言えます。

スポットライト

空間演出に優れた照明器具です。
自由に、お好みの方向に角度を変えることができますので、置物や空間を照らし出すことが可能です。
何かを演出したいとき便利に使えるため、飲食店や宝飾店などでもよく見かけられる照明です。
単なる灯りとして使うことはもちろんのこと、壁や天井に当て、間接照明のように使ってもとても素敵。
リビングや寝室、エクステリアなどで効果的に使えます。

ダウンライト

ダウンライトは、メイン照明の補助的役割を担う照明でもあります。
天井面とフラットになるよう設置されるため、印象はすっきり。空間を広く見せられるので人気が高く、新築住宅では広く採用されています。
ただし、埋め込み式であるため、取り付けの際には内装工事や電気工事が必須となります。
その他の照明器具のように気軽に交換するイメージとは異なりますので、新築時の取り付けでない場合には、リフォームの機会を見計らい、検討するといいでしょう。
子ども部屋や玄関、廊下などに使いやすい照明です。

電球の処分について大事なこと

「不燃ゴミで大丈夫じゃない?」と思ってしまう電球ですが、必ずしもそうではありません。
先ほど”蛍光灯”のご説明でも書いたように、蛍光灯には水銀が含まれているため、環境汚染に繋がる可能性が高く、不燃ゴミでは回収されないのです。

 ● 不燃ゴミ ”可” な電球

  LED

  白熱灯

  豆電球 など

 ● 不燃ゴミ ”不可” な電球

  蛍光灯

ちなみに、水銀が含まれず、不燃ゴミとして出すことのできる電球に関しても、割れると危険です。処分の際は新聞紙などに包み、表面に「危険」「電球」などと書き、安全な回収ができるよう注意を払いましょう。

法律の改正

蛍光灯回収の取扱いに関しては、平成29年10月1日に法律の改正が行われました。

今までは、水銀を含む蛍光灯についても不燃ゴミとして回収され、産業廃棄物として処理を行っていたのですが、現在では”水銀使用製品産業廃棄物”となり、都道府県から処分許可を得た業者でないと、運搬や処理ができなくなっています。

つまり、処分許可を取っていない自治体では、回収できないのです。

もちろん、自治体以外の回収業者であっても同様です。
処分許可を得ていない業者へ頼み、処分に困った業者が不法投棄などすれば、処分を行った業者に留まらず、依頼主にも責任が問われることとなります。

適正な処分を行える、許可を得た業者を選ぶこと!
これは、依頼主の責任です。

蛍光灯の中に含まれる水銀は、ほんの微量。しかし、微量であっても水銀は大変有害です。
使用から処分に至るまで、環境を破壊することのないよう、気をつけていきましょう。

※ 環境省による”廃棄物処理法施行令等の改正について”は、コチラをご覧ください。

照明器具の処分について大事なこと

照明器具には、プラスチック、ガラス、金属と、さまざまな素材が使われています。
そのため、そのまま処分することはできません。
処分の際にはきちんと分解し、分別した上での廃棄が求められます。
さらに、サイズが大きい場合には粗大ゴミへ。
自治体のルールに従い、適切に捨てていきましょう。

粗大ゴミとなった場合には、予約が必要となります。
申し込みをすると、【手数料、受付番号、収集日、出す場所】が伝えられますので、それに従い、シール券を購入。貼り付けた上で、決められた日にちに所定の場所へ搬出。
これで、完了となります。

※ 粗大ゴミの出し方については、コチラもご覧ください。

電球・照明器具、処分の方法とは

電球や照明器具は、水銀が含まれていたり、ワレモノとなる危険性があるなど、間違った捨て方をすると大変危険です。
使えなくなった電球や照明器具は、正しく、安全に捨てるという心がけを持ちましょう。

また、まだまだ使える状態であれば、人に譲るというのもひとつの方法です。
丸っと譲ってしまえば、分解も分別も要りません。
処分の手間がかからないばかりか、相手の方に喜んでもらえます。
さらには地球にも優しく、一石二鳥にも一石三鳥にもなる方法だと言えるでしょう。

まずは譲ることを検討し、難しいなら処分へ。
地球に優しい方法を、ぜひ選んで欲しいと思います。

店舗に設置の回収BOXを利用する

自治体により”水銀使用製品産業廃棄物”の回収方法はさまざまです。
都道府県より処分許可を得ている自治体であれば、指定の日が設けられ、回収される場合もあるのですが、処分許可を得ていない自治体の場合には、指定の店舗に回収BOXを設置し、利用者に持って来てもらう方法がとられています。

回収にあたっては、割れにくいように新聞紙で包むなど自治体ごとにルールが定められており、ちょっと面倒な点はあるものの、BOXへ持ち込むのであれば回収費用は無料。とてもお得な方法です。
もし、お近くに回収店舗が設定されているのであれば、活用していくといいでしょう。

※ 神戸市、蛍光灯の回収についてはコチラへ。

※ 尼崎市、蛍光灯の回収についてはコチラへ。

売却する

電球の場合、使用済みに至っては、売却はとても難しくなります。
しかし、未使用の電球であれば大丈夫。
買い置いて、使わないままの電球がある場合や、照明器具の入れ替えなどにより、予備電球が不要になった場合については、売却を考えるといいかもしれません。

では、照明器具の場合だとどうでしょうか。
照明器具は、普段、ベタベタと触るような家電ではないため、中古であってもあまり使用感がでないもの。そのため、シーリングファンやペンダントライトなどデザイン性の高い器具であったり、使い勝手のいいサイズ感であれば、中古でも買い手がつきやすい商品です。
さらに、メーカーやブランドのついた商品であれば、より価値もアップ。
お手元に、使わなくなった照明器具をお持ちなのであれば、リサイクルショップやオークションサイト、フリマアプリを利用し、売却してみるといいでしょう。

尚、先ほど、使用後の電球は売却が難しいと書きましたが、照明器具を手放すタイミングであれば、使用済みの電球を”お試し用”とし、一緒に送ることができます。お試しするための物となりますので、もちろん”球切れしていないこと”が条件。
譲られた方も、お試し用とはいえ、すぐに使える状態で届くのは嬉しいもの。
このような場合には、電球もセットで送るといいでしょう。

相場屋へも、ご依頼ください!

お引越しなどに伴って照明器具を手放す場合、分量が大変多くなります。
また、荷解きや片付けなど、その他の作業も忙しく、不要な照明器具の分解などで時間を割くことは、かなり難しいことでしょう。

そんな時は、不用品回収業者の出番です!
不用品回収業者であれば、照明器具をそっくりそのまま置いておくだけでOK!
処分に、一切の手間をかける必要がありません。

大変、便利に処分できる方法だといえるでしょう。

また、照明に限らず、不用品回収業者であれば、その他の不要品もまとめて一気に引き取ることができます。
そして引き取り日についても、自治体とは異なり、依頼主の希望に沿うことが可能です。
回収の予定が遠く設定されてしまうと、いつまでも部屋が片付かず、気も滅入るもの。
すぐに引き取ってもらえるなら、一気に気分スッキリ!
お急ぎの方には、ぜひおすすめしたい方法です。

さらに、相場屋の場合には、プラスアルファのメリットが存在します。

 ・ 引き取り後、きれいに清掃を行います。

   照明器具を外した後の汚れはすっきりと。
   手の届きにくい箇所であるため、大変喜ばれています。

 ・ 引き取った照明器具は、可能な限りリユースを行います。

   無駄にゴミにすることはいたしません。
   次の方に喜んで頂けるよう、リユースのルートをしっかりと確保しています。

 ・ リユースで得られた利益は、費用から差し引き、お客様へ還元!

   お客様のご負担を可能な限り減らしたいと考えています。

お片付けでお困りの際は、お気軽に相場屋へご連絡ください!

まとめ

いまや、ただ、ゴミを捨てるだけ……では、いけない時代になってきています。
ゴミへの意識はどんどん進化し、捨て方についても大きな変革が起こっていますから。
間違った捨て方をしないよう、環境を破壊しないよう、気をつける意識が大切です。