親世代の残した実家や空き家、どうする?なぜ空き家が増えるのか。その構造とは。

最終更新日: 2022/12/17

親世代の残した実家や空き家、どうする?なぜ空き家が増えるのか。その構造とは。

空き家問題、ニュースで見聞きすることが多くなりました。つい最近も、芸能人のコメントが話題になっていましたよね。「実家の維持に1800万円も……。でも、ついに手放しました。」という内容には驚かされました。
でも、このようなことは珍しくないのです。
今、日本で大きな問題になっている”空き家”。
その理由と対処の仕方について、考えていきましょう。

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空き家とは?

空き家には、さまざまな種類があります。

  1. 売却予定による、一時的な空き家
  2. 賃貸用で、次の入居者が入るまでの空き家
  3. 別荘で、住人が一年の多くを他で住んでいることによる空き家
  4. 転居や死去により、長期不在または取り壊し予定の空き家

上記のうち、1~3には理由があり、問題はありません。また、おおよその場合、管理者がおり、お手入れも行われる状況にあるかと思います。
しかし4については、放置される可能性が高い空き家となります。長期に渡って誰も住まないばかりか、管理も行われないパターンとなります。そのような状態が続けば、劣化に伴う倒壊の可能性も否めません。

そして今回取り上げる”空き屋問題”も、この4のパターンを指しています。

なぜ空き家になるのか?

空き家になってしまうには、原因があります。
それは、居住者の高齢化
年齢を重ね、その家で住むことが困難となり、高齢者専用の住宅に移り住んだり、老人ホームへの転居、もしくは都会に住む子どもと同居する、そして死去などにより、空き家が増えていっているのです。

空き家問題、都会の事情

上記のような事情であるなら、「都会では空き家問題は起こらないのでは?」と思われます。
しかし、そうではないのが難しいところ。
空き家の実数調査によると、なんと1位は東京都で、80.5万戸!
首都圏1都3県で、全国の23.9%を占めているのです。
また、2位は大阪府で、66.5万戸となっています。
空き家は、圧倒的に都会が多いというのが現実です。
それは、なぜなのでしょうか。

その理由として考えられるのが、新築の供給が活発であること。
都会であるほど常に新しい住宅のストックがある状態であり、”住み慣れた家”という感覚があまりなく、どんどん住み替えを行った結果、放置される空き家が増えていっているのです。

売り時を逃す、そのワケとは

親の家が空き家となった時、すぐに手を打たない方が意外に多いと言います。
その理由はさまざま。

  • 介護が大変で手が回らない。
  • そのうち、時間が空いた時にと思っている。
  • 思い出が詰まっていて、すぐに失いたくない。

確かに、なんとなく分かる意見ではありますが、これはNG!
家は、誰も住まない状態が続くと、一気に劣化が早まるもの。それに、築年数が増えていく毎に、売り時は遠のいてしまいます。

実家の処分を一旦保留するのは、やめましょう。
貸すのか、売るのか。少しでも早く決めることが重要です。

親世代がしておくべきこと

実家をどうするか。
残された子世代で話し合うと、トラブルの元にもなり得ます。
例えば、「売ろう!」と決めた時、全員が賛成してくれるなら問題は無いのですが、誰か一人でも「嫌だ。両親はそんなこと、望んでいないはずだ!」と言ったなら、そこで話は一旦白紙に。そこから解決を図るのは、至難の業となってしまいます。

でも、所有者である親世代が、「こうして欲しい」という意思を事前に表明していれば、話はスムーズに運びます。
遺言書に書いておく。もしくは、万が一に備え、事前に手配を進めておくなど、遺された者に要らぬトラブルを生じさせないことも、所有者としての役割と言えるのです。

不要品の片付けも、そのひとつ

空き家自体の先行きを決めることも重要なことですが、家の中に眠る不用品についても、子世代に残さず、親世代がご自身で、片付けや処分をしておかなければなりません。
というのも、実家の品々には、どんな小さな物にも”思い出”が詰まっています。それらを遺されてしまっては、子世代には辛いばかり。処分し辛く、でも処分しなければならず、片付けの時間が苦痛な物になってしまうのです。
だからこそ、ご自身の手で!
不要だなと感じるものを、少しずつ処分。
できるだけ、子世代に遺さないように、頑張って欲しいと思います。

不用品回収業者を頼るという方法も

とはいえ、あまりにも大量の品々がある場合には、片付けもままならないかと思います。
重量物の移動や処分は、高齢になると難しいですよね。

そんな時には、ぜひ相場屋をご利用ください!
相場屋では、不用品回収の他、荷物の移動や片付けなど、あらゆるお困りごとに対応しております。
不用品の買い取りや、お引越しなども可能ですので、まずは何にお困りなのか、お聞かせください。
お話をお伺いした上で、最適な作業プランをご案内させて頂きます!
もちろんその際には、お見積りもご提示いたしますので、安心してお任せ頂けるかと思います。

不用品のない状態で、お子さまやご家族に不安のない実家の処分をお願いしたいものですよね。

※ 相場屋の不用品回収については、コチラもご覧ください。

空き家になってしまった時には

まずは、不動産会社への相談を行いましょう。
今の査定額を知り、売却が可能なのか、知ることが大切です。
価格に納得できれば、そのまま不動産会社への依頼となり、契約を結んだ後に売却活動に入ります。
無事売れれば代金の受領と鍵の引き渡しが行われ、完了。
順調にいけば、この流れなのですが、古い住宅の場合は難しい場合も多々。
そのような時は、複数の不動産会社に依頼をしたり、売り出し価格を見直すなど、対策が必要です。

ただし、売れないからといって、リフォームをしたり更地にするのは、考えもの。
リフォームをしても売れないこともあり、そうなるとローンを抱えるだけになってしまいます。また、更地にすると固定資産税の支払いがあがってしまうため、費用がかさみます。

不安事あれば、まずは相談!
プロの視点でのアドバイスを求めましょう。
相場屋は、不動産会社と提携しており、ご紹介が可能です。
上記のようなご相談にも対応可能ですので、ぜひお気軽にお声かけくださいね。

※ 不動産に関するお悩みをお持ちの方は、コチラもご覧ください。

まとめ

「まだまだ先のこと」と考えていると、あっという間にやってくるのが、住宅問題。
親世代の住宅はもちろん、ご自身の住宅についても、元気なうちに話し合っておくことが重要です。
空き家になってしまう前に、「どうする?」「どうしたい?」を相談する。
そして、それらを実行するためには、どこに連絡をしたらいいのか調べておく。
ここまでがワンセット。
”そのうち”ではなく、ぜひ”今”やって欲しいと思います。