お酒を処分?ちょっと待ってください。捨てる前に使える方法がきっとあるはず!

最終更新日: 2022/04/16

お酒を処分?ちょっと待ってください。捨てる前に使える方法がきっとあるはず!

少し前まで、お酒の収集はちょっとしたステイタスでした。サイドボードを置き、その中に並べられた洋酒の数々。一般サイズと全く同じ形のミニチュアボトルも、人気を博したものです。
しかし今は、ブームの去った状態。処分したいな……と思っている方もおられるのかもしれません。
そこで今回は、お酒の処分のしかたについて、様々な角度からご提案していきたいと思います。

 ▶▶ サイドボードの処分については、コチラが参考になると思います。ぜひご覧ください。

お酒の賞味期限、ご存じですか?

「アルコールは腐らない。熟成なんて言葉もあるし、賞味期限なんてないんじゃない?」と思われがち。
でも、もちろんアルコールにもあります。賞味期限や美味しく飲める期限が!
とはいえ、お酒の種類によってまちまちなので、種類別にどのくらい保管ができるのか、見ていきましょう。

ビール・缶酎ハイ・缶ハイボール

これらは、商品そのもの、瓶や缶に表示されていますので、それを確認しましょう。
目安としては、瓶ビールは瓶・缶ともに、製造から9か月。できたてが一番おいしいので、購入後は早めに飲みたいものです。
缶酎ハイや缶ハイボールは、製造から1年。缶を開けていなくても、時間が経てば風味が落ちたり、気が抜けるなど、いいことはありません。こちらも、できるだけ早めに飲み切ってしまいましょう。

日本酒

日本酒には、賞味期限の表示義務がありません。これは、アルコールの持つ殺菌作用により腐食が早くなく、長期に渡る保存が可能であるためです。
とはいえ、いつまでも変わらない味を楽しめるわけではありません。時がたてば、色や香りに変化がおきます。透明な日本酒が黄色っぽくなったり、酸っぱい香りになっていると、もう、あまり美味しくはありません。
このような変化を、処分の目安とするといいでしょう。

その他の目安として、製造年月があります。これは、賞味期限の代わりに義務となっている表示です。製造年月より1年は、美味しく飲める期間。参考にしてみてくださいね。
ただ、火入れを行っていない(もしくは少ない)生酒や生貯蔵酒については、できるだけ新鮮なうちに飲みきることが基本です。

と、いろいろと書きましたが、これはあくまでも、未開封に限っての内容です。
開封済みの場合には、早めが基本!
封の開いた日本酒だと、1週間も経てば明らかな変化を感じるはず。2~3日では飲み切るようにしましょう。

※ 製造年月とは
日本酒の”製造年月”とは、容器に詰められた日のこと。絞り、濾過し、火入れや熟成など全てを終えた後、商品として完成したお酒を容器に詰めた日。これが製造年月です。

ワイン

ワインの楽しみは、その熟成にあります。瓶に詰めた後も熟成が進みますので、賞味期限は存在しません。
10~20年は当たり前で、高級なワインになると100年を超えるものも。腐ることはないのです。
ただし、飲み頃というものは存在します。
腐らずとも、保存の状態や温度管理などにより、美味しさが失われてしまうことがあります。長期の熟成が可能となるのは、しっかりとしたワインセラーがあってのものだと考えておいた方がいいかもしれません。

ちなみに、お手頃価格のワインについては、製造の過程で熟成が考慮されていません。購入してすぐに飲むのがおすすめです。

度数の高いウイスキーやウォッカなど

アルコール度数が高いお酒については、菌が繁殖する心配がなく、賞味期限の設定はありません。長期にわたって、楽しむことが可能です。
ただし開封後については、封があまく蒸発したり、香りが抜けてしまうなど、お酒にとってあまり良い状態とは言えません。美味しく味わうには、長期の保存は避けた方が良いのかもしれません。

リキュール

お好みに合わせ、ご家庭でアルコールを配合し、楽しまれる方もおられることと思います。
そんな時に活躍するのが、リキュール。アルコールに、果実や薬草、香草、ナッツなどの香り成分を溶かし込んで造られます。砂糖や、その他さまざまな原材料も含まれているため、商品によって賞味期限は大きく変わります。
一般的には、未開封であれば、数年~数十年と楽しめるリキュールなのですが、ヨーグルトやクリーム、卵などの腐敗しやすい原料が含まれるリキュールについては、早めに使いきるようにしましょう。

お酒を”活かす”処分について

”処分”といっても、その方法はさまざま。”捨てる”に限らず、”活かす”ことが可能です。
まずは無駄にせず、”活かす”ための処分方法について、考えていきましょう。

料理に使う

お酒は、お肉を柔らかくしたりコクを引き出すなど、料理との相性が抜群のアイテム!
わざわざ料理酒を用意せずとも、自宅にあるお酒で代用が可能です。
余って使わないお酒、賞味期限間近なお酒があれば、どんどん使っていきましょう。

例えば、ビールであれば、肉料理にぴったり。
お肉を柔らかくする効果があるので、ブロック肉を炊きたい時やカレーを作る際、使ってみましょう。
ビールで煮ると気になるのが、アルコールかもしれません。しかし、煮込むことでアルコールは飛んでしまいますので大丈夫。30分も煮込めば無くなってしまいます。
それでも気になる場合は100%ビールで煮込むのではなく、半分ほど水を追加。
ビールが余った際には試してみてくださいね。

ワインも同様に、肉料理に使えます。
肉の臭みを消し、コク深く変えることができます。
ただ、香りが強い場合があるため、ハッシュドビーフやシチューなど、香りを活かせるような洋食レシピに活用するといいですよ。
ワインもビールと同様、煮込めばアルコールは飛んでしまうので心配はいりません。

日本酒だと、和食全般に使えます。水の代わりに煮込みにたっぷりと使っても、隠し味として少量使っても、どちらでもOK。また、お酒自体にクセがないので、洋食に使用しても全く問題はありません。
料理に日本酒の旨味も加わり、料理のグレードがワンランクアップしますよ!

身の回りで使う

化粧水として

純米酒(原料が、米、米麹、水だけの日本酒)であれば、化粧水として使うことができます。
それ以外のお酒だと、添加物が含まれる可能性があり、お勧めできません。
また純米酒には、吟醸と名の付くものがあります。なんだか良さげなイメージがありますが、これもNG。吟醸酒は、お米を磨くことによりクリアな味わいを出しているのですが、実は、磨いて取られてしまった部分にこそアミノ酸が多く含まれているため、化粧水として効果効能の感じにくいお酒だといえるのです。

作り方は簡単です。純米酒と精製水を1:1の割合で清潔なボトルに入れ、グリセリンを数滴。数回振って混ぜ合わせれば完成です。完成した化粧水は、冷蔵庫保管で2~3日で使い切ります。保存料が入っていないので、少しずつ作るのが大事なポイントです。
また、アルコールに過敏な方も少なくありません。パッチテストは必ず行いましょう。

入浴剤として

湯舟にお湯をはり、日本酒をコップ1~3杯ほど入れると、入浴剤の代わりとして使えます。
日本酒に含まれるアデノシンという物質が血管を拡張させるため、すぐにポカポカ。血行促進に効果的!また、この効果は発汗にも作用し、代謝の向上にも期待できますよ。
また、日本酒に含まれる20種を超えるアミノ酸が、肌のキメを整える効果も。杜氏の肌がきれいなことは良く知られていますが、その効果を手軽にお風呂で得られるとしたら、これほど嬉しいことはありませんよね。

お掃除に

ビールには、油分をやわらかくするアルコールと、脂質と結合しやすいビタミンEが含まれています。そのため、キッチンなど油汚れの多いところのお掃除にぴったり。布に直接ビールを含ませて拭けば、すっきりと油汚れを落とすことが可能です。また五徳など、頑固な油汚れのパーツはビニール袋を使い、ビールでつけ置きます。しばらく置いてこすれば、するりと落とすことができますよ。

また、床や家具など、木製のお手入れにもビールは最適です。ビールを含ませた布で拭いた後、水拭きをすればピカッと輝きがもどります。(変色する場合もあるため、まずは目立たない所でお試しを。)

アルコールには引火性があるため、いずれの場合にも、洗い流しや水拭きはしっかりと行いましょう。

手指の消毒に

コロナ禍において、手指やドアノブなどのアルコール消毒が日常となっています。きっと皆さまのご家庭にも、消毒用のアルコールストックがあるのではないでしょうか。
であれば、家で眠っているお酒を、消毒用アルコールの代用とするのはいかがでしょうか。


引用元:流通ニュース内、厚労省・高濃度エタノール代替使用の記事

純粋な日本酒であれば、アルコール除菌と同様の効果が期待できます。
一般的に、日本酒のアルコール度数は15~16度。それを、500mlあたり大さじ1~2杯入れ、混ぜます。
スプレーボトルなどに入れて使用すると使いやすいですよ。

その他の処分について

アルコールは腐敗し辛いとはいえ、開封したまま随分と日数が経ってしまった場合には、肌につけたり、お掃除として使うことに不安が残ります。
そのような場合には、ごみとして処分するしかありません。

方法としては、『キッチンなどから排水として流す』のが一般的です。臭いが気になる場合には、少しずつに分けて行いましょう。換気扇をつけ、水を流しながら一緒に排水すると、かなりやわらぎます。
ただ、やはり幾分かは蒸発します。小さなお子さまやご年配の方、体調に不安のある方がおられるご家庭では、配慮が必要です。

中身の処分が終われば、瓶は不燃ゴミとして処分することができます。紙パックであれば可燃ゴミへ。自治体の指示に従い、リサイクルしていきましょう。

これは絶対にNG!

キャンプ場などでお酒があまった時、そのまま河川や海に流す方がおられるのだとか。草むらや側溝に流してしまう……という方も。
でも、これは絶対にダメ!!
お酒は可燃物です。引火すれば、大変な被害を引き起こします。もちろん、環境汚染の観点からもNG。
河川や海、草むらにという捨て方は、決してしてはいけません。
また、お酒が入ったままの状態で可燃ゴミに出すこともダメですよ!

未開封の場合には

開封しておらず、まだまだ賞味期限が残っているお酒や、製造年月からそれほど経っていないお酒の場合には、買い取り専門店やフリマサイトを活用することも可能です。
ただし、お酒を売買する場合、【酒税法第9条】に抵触する可能性がありますので、気をつけましょう。

引用元:国税局

内容によれば、してはいけないのは、継続しての酒類出品・販売。家庭で不要になった酒類を単発的に販売する場合に限り、販売業免許なしで販売することが可能となっています。
他にも、サイトによって細かなルールがある場合がありますので、出品の際は十分に気をつけましょう。

ややこしいのはイヤだなと感じる場合には、お酒の買い取り専門店に依頼するといいでしょう。
未開封の物であれば、かなりの高額引取となる場合もありますよ。
他、友人やご家族へのプレゼントに使うのも、方法のひとつです。お酒が好きな方だと、かなり喜ばれます。箱など無くても、瓶のデザインを際立たせるパッケージングをすれば逆におしゃれです。

開封済みがたくさんある場合には

キッチンから排水して処分するにはあまりにも量があり過ぎる場合や、排水が終わっても瓶の処分に手間取ってしまう場合には、不用品回収業者がおすすめです。
不用品回収業者であれば、開封済みのお酒でも、回収いたします。
もちろん、瓶とお酒を分ける必要もなし。
大量であっても、少量であっても、問題ありません。

相場屋では、以下のような価格帯となっております。
詳細な内容をお教え頂けましたらすぐにお見積もりいたしますので、お困りの際にはぜひ相場屋へお声かけくださいね。

類似の不燃ゴミ回収についての記事はコチラです。ご参考までにぜひご覧ください。

酒びんのケースを処分するには

酒びんのケースも、処分に困る物のひとつ。
こわれものを守る必要があるため、非常に頑丈にできており、簡単には壊れません。つぶして廃棄することは不可能です。また、中に区切りがついていることから、単なる容器としての使用もできません。
つまり、酒びんのケースとは、酒びんを入れてはじめて役立つもの。酒びんが無いのであれば、まったく不要な物となってしまうのです。

であれば、すぐにでも処分してしまいたいところなのですが、酒びんのケースは一般ゴミとして出すことは不可能です。実はこちら、業務的なものということから、産業廃棄物の扱いとなってしまうのです。

さらには、リサイクルショップに売ってしまうことも不可。となると、オークションやフリマサイトでの売買も難しいでしょう。

なら、どうしたらいいのでしょうか。
方法としては以下の2つが挙げられます。

 酒屋さんで引取りを依頼する。

必ず引き取ってくれるわけではありませんが、状態が良い場合には、引き取ってくれることがあります。ただし店舗によっては、引き取りに際し費用を請求されることもあります。事前に確かめてから、持っていきましょう。

 不用品回収業者に依頼する。

不用品回収業者であれば、状態や個数に関わらず引き取ってもらえます。一番手間がかからない方法だと言えるでしょう。
ただし、引き取りには費用がかかります。ご利用の際には、必ずお見積もりを取ってくださいね。
もちろん、相場屋でも引き取り可能です。

まとめ

お酒の処分には段階があること、お分かり頂けたかと思います。
すぐにゴミとして廃棄してしまうのではなく、料理やお掃除に使ってみてください。
そして未開封の物については、ぜひリユースをお考えください。
アルコールは、使い方次第でとても便利な物です。可能な限り市場へ回せていければ、エコの観点からも最高の使い方なのではないでしょうか。