タイヤの適正な処分方法について。寿命やタイヤの処分時期の見定め方についても。

最終更新日: 2022/12/17

タイヤの適正な処分方法について。寿命やタイヤの処分時期の見定め方についても。

ご自宅でタイヤ交換をされている方、溝の浅くなったタイヤや固くなってしまったタイヤなど、処分にお困りではないでしょうか。
「つい家の片隅に放置したままにしているタイヤ。片付くと場所が広がるんだけどな……。」と思っておられるなら、思い立った”今”がその時!タイヤ処分方法を、学んでいきましょう。
そして、適正なタイヤ処分方法と共に、タイヤの寿命や処分時期の目安についても書いていきたいと思います。

兵庫県・京阪神はお任せください

  • タイヤに限らず、まとまった不用品があればお気軽にご用命ください
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  • エリア外の場合は各地の不用品回収業者にご相談ください

タイヤの寿命とは

タイヤの寿命を判断するサインは、”溝の深さ”と”タイヤの固さ”です。
では、それぞれのタイミングについて、確認していきましょう。

  • 溝の深さ

購入時のタイヤの溝は、7~9mm。それが走行するごとにすり減り、どんどん浅くなっていきます。そして、この溝が1.6mm未満となった時、交換のタイミングとなります。
「えー、わざわざ測らなくちゃいけないの?」と思うところですが、大丈夫。タイヤにはスリップサインが仕込まれていますので、それが表面に現れてきたら交換、ということになります。

ちなみに、タイヤは溝があるからこそ、地面にしっかりと食いつき、その役目を果たします。なので、溝がなくなったタイヤは地面に食いつくことができなくなり、スリップのしやすい状態に。特に、雨の日などはツルツルとすべり、とても危険になってしまいます。そうなると、ブレーキも効きません。停まりたいのに停まれない、なんてことにも……。もちろん薄くなっている訳ですから、パンクもしやすくなります。
溝の浅いタイヤで走行することは、とても危険なことなのです。

  • タイヤの固さ

あまり車に乗らない方であれば、なかなか摩耗せず、いつまでも溝が深いままという場合もあるかと思います。しかし、深いままであっても、いつまでも使えるというわけではありません。
そんな時は、タイヤの固さを確認して欲しいと思います。
元々タイヤは固いものですが、素材の特性上、押すと弾力を感じます。しかし経年と共にどんどん固くなり、最終的にはひび割れが生じます。ひびが入ると、そこから内部に水が浸入。内部から劣化がはじまってしまいます。一見すると、まだまだヒビは浅そうだし大丈夫そうと思っていても、内部がボロボロ……という事態に陥っていることもあるのです。
そうなれば、いつ、バーストが起こってもおかしくありません。

タイヤの状態を判断するには、タイヤの固さもとても大事な情報源。たとえ溝が残っていたとしても4年を目安に交換し、安心安全に使っていきましょう。

バーストの怖さ

時おり見かける、”タイヤのバーストによる交通事故”のニュース。大事故となる場合も多く、怖いですよね。

上記の写真は、バーストを起こしたタイヤです。表面がボロボロにるばかりか、タイヤの骨格となるワイヤーやコードもちぎれていることが分かります。50~60km/hで走行している中、突然にタイヤがこうなってしまうのですから、その衝撃は凄まじいこと、容易に想像がつくでしょう。
実際に経験した方に聞いてみると、

  • 突然に起こった
  • ものすごい破裂音がした
  • ハンドルが取られ、操舵不能となった
  • 異常な振動でハンドルを掴んでいるのがやっとだった
  • 車体を制御できなかった

という声が聞かれました。そしてバーストが起これば、慌ててブレーキを踏むことも、ハンドルを無理に切ることも、大変危険なことなのです。
だからこそ、起こりうる二次被害……。

そんな怖いバーストですが、実は、起こさないようにすることができます。
それは、点検!
タイヤの点検さえしっかりとしていれば、バーストは防げます。
日常的に運転をしている方でも、つい、タイヤを意識することなく、過ごしてしまっていませんか。
車に乗る前は、ご自身で溝や固さのチェックを心がけましょう。
そして定期的に、カーショップなどプロの整備士に見てもらうようにしていきましょう。

※ 日々の点検は、道路運送車両法に定められる、運転者の責任です。

タイヤの処分方法

ご自宅のタイヤを「処分しよう」と思い立って気づくのが、粗大ゴミとして引き取ってくれない自治体が多いという事実!というのも、日本自動車タイヤ協会により、タイヤは”適正処理困難物”に指定されており、タイヤメーカーが主体で処理を行うようになっているからなのです。

では、タイヤが不要になったとき、どのように処分して行けばいいのでしょうか。

※ 環境センターやクリーンセンターに持ち込み出来ないものについては、コチラへ。

アルミホイール + タイヤ

アルミホイールの状態がいいと買い取りできる場合が多いもの。ぜひ検討しましょう。
オークションサイトやフリマアプリもいいですが、カーショップでも買い取りを行っています。この場合、タイヤの状態は問われないことも多いので、とてもお得です。

オークションサイトやフリマアプリが向いている場合とは

アルミホイールだけでなく、タイヤの状態もいい
処分までに時間がかかっても問題ない
アルミホイールやタイヤについて、きちんと説明ができる

相手が一般の方となるため、到着してすぐに使えることが重要です。つまり、タイヤが劣化していないことや、ご自身の車への適合をきちんと確認できることが求められます。

カーショップが向いている場合とは

アルミホイールに傷がついていない(もしくは小傷程度)
いますぐに処分したい
ショップ側が提示する買い取り価格で納得できる

店だと、不要なタイヤは容易にはがせ、処分ルートも持っているため、劣化タイヤ付きでもOKの場合が多くなっています(確認は必要です)。写真など、ある程度の情報で店側が価値判断ができるので、商品に詳しくなくても依頼できます。

昨今は金属の価格が高騰していることもあり、アルミホイールの中古市場は大変活気があります。買い取り価格も高くなっていますので、簡単にゴミにするのではなく、ぜひ一度買い取りを試してみて欲しいと思います。
お小遣いになり、エコにも貢献できますよ!
ご自身に合う方法は上記を参考に、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

タイヤのみ

もちろん、アルミホイールなしであっても、タイヤの状態が良い場合には買い取りが可能です。(タイヤブランドが大きく影響する場合があります。)

ただ、タイヤのみの買い取りについては、オークションサイトやフリマアプリで個人へ売買するよりも、プロであるカーショップの方がおすすめです。というのも、タイヤのみで手に入れても、個人ではアルミホイールへ組み付けることはできないため、プロへ組み付け依頼をすることになります。その際には費用がかかりますから、必然的に買い取り価格が下がってしまうことに。その点プロの買い取りだと、組み付けは特別なことではありません。よって、買い取り価格に影響するようなことはなく、純粋な買い取り価格を期待することができるのです。

リユースは難しいとき

アルミホイールもタイヤも状態が悪い場合には、リユースは難しくなります。その場合、処分を考えなければいけません。

もし、買い替えをする予定があるなら、その際、購入店で引き渡しましょう。お店によって手数料が発生しますが、一般的に低く、手間も時間もかからないのでおすすめです。

他、ガソリンスタンドやカーディーラー、整備工場などで引き取りを依頼する方法もあります。
ただしこれらについては、すべての店舗が必ず引き取りをしてくれるわけではありません。まずはお店に引き取りの可否や費用について確認し、可能であれば持ち込むといいでしょう。

大量にあるとき

タイヤが大量にある時や、持ち込むことが難しい場合などは、不用品回収業者に依頼するとスムーズです。

相場屋は、不用品回収業者。もちろん相場屋でも、タイヤの引き取りを行っています!
相場屋であれば引き取りに伺いますので、依頼した後はご自宅で待機するだけでOK。運び出す手間など一切かかりません。
また、タイヤに限らず、他の不用品もまとめて依頼することが可能です。お引越しなどに伴い、いろいろ処分品がある時にはとても便利な方法だと言えます。
そして、”即日”にも対応しており、「いますぐスッキリさせたい!」という方の希望を叶えることも可能!
ぜひ便利にご活用くださいね。

※ 相場屋の料金については、コチラもご覧ください。

処分タイヤのその後

日本における廃タイヤの量は、98万トンを超えています。(タイヤリサイクル協会調べ)分量だけ聞くと、なんともすごい量ではありますが、着実にその量を減らしています。

そして廃タイヤはのリサイクル率は、なんと例年9割(2019年94%、2020年97%2021年92%)超え!
このうち、もっとも多いのが熱利用で、64%。製紙工場や化学工場、セメント焼成用の燃料として使われています。海外への輸出に14%。その他、公園でよく見かける遊具としての活用や、港でクッション材として使われるなどし、ボロボロになったタイヤは加工して再度ゴムへ。アクセサリーやカバン、サンダルなどとなっていきます。
やむを得ず埋め立て処分となるのはたったの2%!
かなり優秀なリサイクルだと言えるのではないでしょうか。

自動車以外のタイヤについて

自動車ではなく、自転車のタイヤの場合には、自治体での処分が可能です。

ただし、分別が必要です。
チューブは可燃ゴミとなりますが、タイヤは、中にワイヤーが入っていますので、刃物で切り裂き、取り出さなければなりません。そして、ゴム部分は可燃ゴミ、取り出したワイヤーは不燃ゴミとなります。
またサイズについても、大きすぎると引き取りされませんので、小さくカットしておきましょう。
このような作業が手間だと感じる場合には、粗大ゴミとするか、不用品回収業者へ依頼することとなります。

最近流行りのロードバイク用のタイヤなど価値の高い自転車用のタイヤや、新品同様にキレイな状態のタイヤであれば、オークションサイトやフリマアプリで売買することも可能です。
状態や価値をしっかりと把握し、次のルートを見定めてあげましょう。

まとめ

タイヤは、かなり優秀なリサイクルを誇る商品です。
ご自宅に眠ったままの不要なタイヤは、まずはリユースへ。
それが難しい時には、カーショップや不用品回収業者を通じリサイクルへ。
高値で売買できればお財布に優しく、そうでなくても地球に優しい。そんな次の道へと、送り出してあげて欲しいと思います。

※ タイヤリサイクル協会(各地域)のリストについてはコチラへ。