ゴミ屋敷ってそもそもどういう状態!?他人事じゃない、知ると怖~いゴミ屋敷事情…

最終更新日: 2022/01/25

ゴミ屋敷ってそもそもどういう状態!?他人事じゃない、知ると怖~いゴミ屋敷事情…

度々ニュースなどでも取り上げられる『ゴミ屋敷』。

ゴミ屋敷ってワードだけでもなかなかのインパクトですが、ニュース映像で見るとさらに衝撃的ですよね。社会問題として取り上げられており、実際に目の当たりにしていたり、お住まいの地域周辺で話題になっていたとしたなら他人事では済まない情報なのではないかと思います。

今回のコラムでは、知れば知るほど怖~いゴミ屋敷事情を深堀りしてみましょう!関連するコラムのリンクもご紹介していますので気になった方はどんどん読み進めてみてくださいね。

そもそもゴミ屋敷って何?

そもそもごみ屋敷って何でしょう?

きっちりとした定義は存在していないのですが、ゴミ集積所ではない建物(主に住居用)や土地に、敷地からはみ出すほどにゴミを積み上げたり集められたりしている状態とされています。

そして、一般に『ゴミ』とされるであろうものにも所有権が発生しています。第三者から見て明らかにゴミであると判断できたとしても、所有者本人がゴミではないと主張した場合、強制的にそれらを排除するという事は出来ないのです。

ゴミ屋敷になる原因と、陥りやすい人って?

このコラムにたどり着いてくださっているあなた、他人事だと思っていませんか?

性格?心理?それとも…?

集めることが好きだったり、お買い物が趣味やストレス発散だったり…片付けるのが嫌いであったり、モノへの愛着心が人一倍強かったり。単純に忙しすぎて時間がない!だけではない心理が、さまざま働いていると言えます。また、性格や生活習慣の問題ではなく発達障がいや精神疾患との関連が根深い場合もあります。

はじめのうちは、そろそろ片付けなければならないな~という気持ちが湧くものの、1週間、2週間、1ヶ月と続いてくると、感覚が鈍り、異臭も気にならなくなり、むしろゴミをまとめたり掃除したりする必要がなくなることが楽なような気すらしてくる、これがゴミ屋敷に至る心理だったりもするのです。

発達障がいや知的障がいとの関連

・ADHD(注意欠如・多動性障がい)

こだわりが強かったり一つのことに長時間集中するのが苦手であるという特徴があり、家全体や部屋全体をきれいに整理整頓するということが難しいそうです。

昨今注目度が上がっている大人のADHDの人によく見られるのは、後回しにしてしまう『回避行動』というものだったりします。

・自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群など)

人の気持ちを汲んだり客観的に物事をとらえる力や協調性が足りなかったり、また過度のマイペースであったりもする結果ごみに囲まれてしまう結果になることも。

精神疾患との関連

・強迫性障害(強迫的ホーディング)

強迫性障害のひとつ、強迫的ホーディングの症状に異常行動として【収集癖】が生じることがあると確認されています。集めるということが生きがいになっていきます。

・うつ病

人が生きていくための精神力やエネルギーがとても低下してしまっている状態です。少し動くことさえもできなくなってしまっている中でごみを分別し捨てるという動作まで考えられなくなってしまうことも。

・統合失調症

幻覚や幻聴、妄想の症状から発展しごみを捨てられなくなってしまうことがあります。

・セルフネグレクト

事故放任ともいわれ、保健・衛生・生活環境などのセルフケアが不足している状況です。生活を維持する能力に欠け、自己肯定感も低下してしまっています。お年寄りだけではなく若者にも増えています。

ゴミ屋敷を放置するとどうなる?

もしもごみ屋敷ができあがってしまい、放っておくとどうなるのか…考えてみましょう。

身体に不調をきたす

ゴミ屋敷に住み続けることで、精神だけではなく体の不調にもつながります。

近隣トラブル

悪臭を放ったり、景観を損なうことから近隣に住まれている方とのトラブルにまでなる恐れもあり非常に難題でもあるのです。

建物の劣化につながり危険

長く片づけをしないことで、建物自体の劣化を促してしまったり、劣化に気付けなかったりという危険性があります。古い建物であれば倒壊の恐れもあります。

災害の危険

たくさんのモノに溢れてしまっていれば自然災害時に危険性が増すことはもちろん、火事の危険を秘めていることも安易に予想ができます。

ゴミ屋敷は強制的に片付けられる!?

ここまで、こわ~いお話を進めてまいりましたが、冒頭でも申し上げたように、所有物である以上はゴミ屋敷に暮らす(所有する)本人が「ゴミではない」と主張するのであれば法的にもゴミではないとなります。「周囲の迷惑になっているからゴミを捨ててくれ」といわれても「なぜ捨てなければならないのか!」となるのです。ここが、ゴミ屋敷問題においても非常に解決が難しくなる原因だとも言えるのかもしれません。

所有権が発生してしまうことから、例え近隣住民に迷惑を与えていたとしても、役所や自治体、また近隣住民などが勝手にゴミ屋敷を形成しているゴミを処分することは原則できないということになっています。
しかし近年、増加するゴミ屋敷問題に対し、各自治体において条例が制定されているところがあります。

兵庫県神戸市を例に見てみると、●経済的に困窮している●本人に片付けの意向がある●再発防止策が設けられているという条件を満たす場合には最大100万円の支援金を受給することができるというものがあります。

しかし、本人に片付けの意思がない、また生活に困窮しているわけではなく個人の嗜好としてゴミ屋敷に暮らしているということであればこの支援金を受給することはできません。つまり、これらの条例では強制的にゴミを片付けることはできないということになってしまうのです…。ゴミ屋敷は犯罪ではありませんし、強制的に片付けさせる法的拘束力を持った法律は存在しないのが現状なのです。

行政代執行って何?

国や自治体などの行政機関が命令に従わない方に対して、行政が代行して強制的に業務を執行する「行政代執行」というものがあります。

ただ、業務を代行するだけですから、ゴミ屋敷の片付けにかかる費用はゴミ屋敷に暮らす方や持ち主が負担することになります。さらに、この行政代執行の難しいところは、近隣住民の迷惑になっているからといってすぐに行えるわけではないというところです。かなりの回数の指導や勧告を行い、片付けることを命令し、それでも全く持って是正されない場合において代執行が実施されることになります。つまり、本当の意味での「最終手段」なのです。
これには、単純な近隣住民への迷惑の問題だけではなく、公道や多くの方に迷惑をかける、そのままゴミ屋敷を放置しておくことでさらに多くの方に被害が拡大するなどが想定される場合において対象となります。従って、強制力はあるものの実施される可能性が薄く、また実施までの期間が長期間に渡ってしまうことが多いというのが大きな問題点だといえるのです。

行政代執行の詳細はこちら

リバウンドの危険性!?

ごみ屋敷を経験されたことがある、目の当たりにしたことがある方はどのようにゴミ屋敷を克服されたのでしょう?自分たちで片付けた、あるいは回収業者に依頼されたなど様々なパターンがあると思います。
しかし、重度のゴミ屋敷の場合なかなか自分だけでは処分が難しいものですから、多くの方が業者に作業を依頼されたのではないでしょうか。キレイになったお部屋をそのまま維持されているのであれば問題ないのですが、またもう一度ゴミ屋敷に陥ってしまうというケースも少なくないそうです。

片付けるコツと費用について

ご本人はもとより、ご親族やご友人お知り合いの力で、ごみ屋敷の片付けをする方向に舵を切れそうな場合、気になってくるのは片付ける方法やかかる費用です。一つの業者がすべて完結させてくれるのか…いくつかの業者に依頼しなければならないのか…自身ではどのくらいやればいいのか…状況が深刻であればあるほど尚、気になるところなのではないでしょうか?

結論からお伝えしますと、業者に依頼する場合にかかる費用の相場はなかなかはっきりと申し上げることができません。お部屋の広さや間取りが似ていても、物量や立地、屋内だけでなく屋外にもモノがあるなど、状況によりトラックの数や作業人数なども大きく左右されるからです。また、どの程度の仕上りを求めていらっしゃるのかによっても変わってくるのです。例えば、不用品回収業者に依頼し荷物をどけ簡易な清掃をするところまででなく臭いやシミなどを除去するような特殊清掃も追加するとなると、オプションになるといった具合です。

費用を抑えたい場合に自分たちでどうにかしようということになるかもしれませんが、不可能ではないのですが自信を持ってのお勧めはできません…。時間がかかるのもそうですが、思わぬ怪我にも繋がりかねないからです。

では、ごみ屋敷の片付けを依頼する業者とはどのような業者があるのでしょうか?

●不用品回収業者

●ハウスクリーニング業者

●お片付け専門業者

それぞれの会社ごとに強みが違ったり値段設定も違いますので、見積もりをしっかりと出してもらい比較して選ぶ必要があります。

このほかにも、解体まで行うとなれば解体業者にも依頼する必要が出てくるのです。やはり個人的に自身で行うよりプロにお任せするのが安心であると言えます。

ゴミ屋敷にしないために大切なこと

ごみ屋敷を作り上げない為には何か策があるのでしょうか?

買い溜めをしない

多くのゴミ屋敷に共通していることですが、「単純にゴミを捨てていない」というケースはもちろん、「極端な買い溜め」が結果としてゴミ屋敷を招くケースもあるのです。何かを購入する際、本当に必要か、もしくは絶対に必要なものであったとしても、購入するべきは今なのかをしっかり考えましょう。

定期的な片付けを癖づける

ゴミ屋敷に陥る方の多くが、日常のゴミを捨てられていないという傾向にあります。例えば、使ったものは使いっぱなし。飲食物などのゴミもその場に置きっぱなし。という状態が少しずつ積もっていくことが始まりだったりするものなのです。

「今日使ったものは今日中に片付ける」
「今週生活で出たゴミは来週には確実に捨てる」
このように、片付けをルーティーン化して定期的に行うようにします。

「明日でいいや」や「疲れたから今日はいいや」などという考え方は厳禁。
それが何日か続くと、なし崩し的にゴミ屋敷へと進んでしまうのです!

孤立しない・させない

社会からの孤立や、孤独感からもごみ屋敷へ陥ってしまう場合があります。コミュニケーションをとれない、苦手である方々への気配りがとても重要になってきます。地域内でのコミュニティが退化してしまっていたり、昨今のコロナ渦でより孤立が進んでしまったりしていることは大きな社会問題ともなっていますよね。如何に人と人とのつながりをお互い気持ちの良い距離感で保っていくのか…これからの社会での課題でもあると言えます。

最後に

ごみ屋敷問題をまとめたコラム、いかがでしたでしょうか?

どのような方でも他人事ではないんだということが伝わっておりましたら幸いです。

ドキュメンタリー番組やニュース以外にも、ごみ屋敷に関連した映画やドラマが数々製作されています。有名なところでは『サイレント・プア』でしょうか。その他にも『コタキ兄弟と四苦八苦』、『ウール100%』。アニメでは『神達に拾われた男』などがあります。2022年1月現在、来秋に向け公開の準備が進んでいるものは『断捨離パラダイス』という映画です。

このような作品を鑑賞してみるのもさらなる気付きのきっかけになるかもしれません。

相場屋でももちろん、ごみ屋敷のお片付けを承っております。どうにもならないような大規模なごみ屋敷はもちろん、ちょっとまだ周りの人には相談できていないんだけど…というような始まりの場合にも、プロの私たちにご依頼されればきれいな状態に戻させていただくことができます。小さなお悩みでもお気軽にお問い合わせくださいね!