ゴミ屋敷ってどういう状態を言うの?知れば分かる、ゴミ屋敷事情。もしかするとすぐ側に…。

最終更新日: 2022/08/24

ゴミ屋敷ってどういう状態を言うの?知れば分かる、ゴミ屋敷事情。もしかするとすぐ側に…。

最近、ニュースでも取り上げられることの多くなった”ゴミ屋敷”。
映像で見ると、そのインパクトの強さに驚かされます。
しかし、もはや他人事ではなないという事実を知っておかなければいけません。実は、どこの自治体でも起こりうる問題。社会問題として、知っておくことが大切です。

ゴミ屋敷とは?

ゴミ屋敷とは、どのような状態を指すのでしょうか。
しっかりとした定義はありませんが、主に以下のような状態だと言われています。

ゴミ集積所ではない建物(主に住居用)や土地に、敷地からはみ出すほどのゴミを収集している状態

そのため、周りからも見える状態となり、近隣の人にとっても、気分がいいものではありません。また、問題は見た目だけではなく、そのゴミにより、害虫や害獣が発生したり、不審火が出るなど、危険とも隣り合わせであるという点。
その上、一般的には”ゴミ”という認知であったとしても、敷地内にある以上、所有権が発生してしまうのが辛いところ。どんなに迷惑をこうむっていたとしても、第三者は触れることはできず、処分もままならないのです。

なぜゴミ屋敷になるのか?

原因はさまざまですが、大きく、以下のように分類されると言われています。

  • 夜型や仕事が忙しく家にあまり居ないなど、生活スタイルによるもの
  • もったいないという心理、性格によるもの
  • 発達障碍や知的障碍などに関連するもの
  • 精神疾患に関連するもの

今は大丈夫でも、いついかなるタイミングで、ゴミが溜まりだすのかは分かりません。
もしかしたら身近で家族が……。
もしかすると、自分自身も……。
そんな可能性もゼロではないのです。

※ ゴミ屋敷になる心理状態については、コチラもお読みください。

タイミングが合わず、ゴミ屋敷へ……

夜型のお仕事をしていると、朝、ゴミ出しのタイミングで起きるのはとても辛いもの。
「夜のうちに捨てておく」ことは禁止されている場合が多く、ついお部屋に溜め込み、気が付くとゴミ屋敷になっていた、と話される方は少なくありません。

また、お仕事が忙しく、眠りに帰るだけで家時間を作れない方であっても、同様のことが起こります。
ご家族が居れば、どなたかが引き受けてくれるのですが、一人暮らしの場合、自分自身が対応できないということは、溜まっていく一方ということ。

意外にも、ゴミ屋敷への入り口は近くに潜んでいるのです。

もったいないから、ゴミ屋敷へ……

収集癖のある方はお買い物が好きな場合も多く、物がどんどん溜まる傾向にあります。もちろん、収集した物をきれいに管理しておけば、なんの問題もありません。とても良い趣味だと思います。
しかし、ケガをしたり、病気になることもあるでしょう。もしくは、同居人が亡くなるなど、独り身になることも。すると、そんな急激な変化がストレスとなり、片付けがイヤになるなど、ゴミ屋敷化することがあるのです。

単なる”もったいない”が、異常な執着心となる可能性は、誰にでもあるのです。

発達障碍や知的障碍により、ゴミ屋敷へ……

ADHDや、自閉スペクトラム症が、ゴミ屋敷を生む場合があると言われています。

ADHDは注意欠如や多動性障害とも言われており、こだわりが強く、一つのことに長時間集中するのが苦手という特徴を持ちます。そのため、片付けや整理が難しく、「後回しでいいや」と回避行動をとってしまい、結果、ゴミ屋敷化することがあるのです。

自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群など)の場合、客観的に物事をとらえることが難しかったり、過度のマイペースであることから、定期的に掃除をするという感覚が生まれにくかったり、掃除をする時間を作り出すことが難しいなど、ゴミ屋敷化してしまう傾向にあります。

このような場合には、手を差し伸べるなど、周りの理解がとても大切になってきます。

精神疾患により、ゴミ屋敷へ……

精神疾患の場合にも、ゴミ屋敷となる場合があります。

強迫性障害のひとつである強迫的ホーディングにおいて、”収集癖”が起こる場合があると確認されています。”集める”という行為が生きがいとなってしまうため、取り上げることも難しく、丁寧な対応が求められる事例です。

また、うつ病の場合、”生きる”という基本的な行動に対しても前向きではなくなってしまう状況となるため、”少し動く”ことすらできない方も少なくありません。集める、分別する、捨てるという行動には、想像以上のエネルギーを使います。うつ病の状態では、ゴミ捨ては至難の業なのです。

統合失調症において、幻覚や幻聴、妄想という症状が現れる場合があります。そのような状態では、ゴミを捨てることはままなりません。

年齢を重ねることで、セルフネグレクトの状態に陥ってしまわれる方がおられます。これは、事故放任とも言われており、保健や衛生、生活環境などを適切な状態に保つことができなくなるというもの。生活を維持する能力が欠けるごとに自己肯定感も低下してしまうのが特徴です。また最近は、ご年配の方だけでなく、若年層にも同様の症状がみられる方が増えているという実情があります。

※ セルフネグレクトについての詳細は、コチラもお読みください。

ゴミの放置、ここが怖い!

近隣にゴミ屋敷が出来てしまった……。そんな状態を放っておくと、一体どのような不都合が起こるのでしょうか。

  • 心身の不調

ゴミ屋敷は、見た目にも気持ちの良いものではありません。近隣にできてしまうと、精神的苦痛を被ることになります。そしてそれは、体調にも表れます。

  • 近隣トラブルの発生

ゴミは悪臭を放ちます。時に崩れ、敷地外へ飛び出すこともあるでしょう。また、ゴミの中で育った害虫や害獣が近隣にまで及び、気持ち悪い思いをすることに。
もちろん景観も損ないますし、近隣トラブルの回避は難しいでしょう。

  • 建物の劣化

建物内にゴミを長く放置していると、建物の劣化を促します。やっかいなことに、ゴミがあることで劣化にはなかなか気づくことができないのです。古い建物であれば、倒壊の可能性もあります。そうなると、近隣にも大きな影響を及ぼすでしょう。

  • 災害の危険

ゴミ屋敷は、屋内に荷物が大量にある状態です。このような状態では、地震など自然災害時が発生すると、とても危険。逃げるルートが確保できないばかりか、荷物に押しつぶされてしまう可能背もあるのです。
また、自然災害に限らず、火災なども起こりやすくなります。自然発火の他、放火などの不審火も起こりやすく、一度起こってしまえば、燃料となるものが多くあることにより、なかなか消すことができないのです。

ゴミ屋敷に関する条例とは

神戸市では、ゴミ屋敷問題を解決に導くための条例が制定されています。
その内容は以下の通り。

条件を満たす場合、最大100万円の支援金を支給する。

  • 経済的に困窮している
  • 本人に片付けの意向がある
  • 再発防止策が設けられている

このように、近年、増加するゴミ屋敷問題に対し、自治体では様々な取り組みが行われています。
決して、何もしていないわけではありません。
しかし、ゴミ屋敷の対応が難しいのは、”所有権が発生してしまう”ということ。例え、近隣住民が迷惑を被っていたとしても、その近隣住民はおろか、役所や自治体などが勝手にゴミを処分することはできないのです。

上記の条例においても、本人に片付けの意思がない場合や、生活に困窮しているわけではない場合においては、支援金を支給させ、ゴミの撤去に結びつけることはできません。
ゴミ屋敷は犯罪ではないため、法的拘束力を持った撤去の方法がないのです。これが最大の恐怖と言えるのかもしれません。

行政代執行は行えないの?

国や自治体が、行政機関の命令に従わない方に対し、行政が代行し、強制的に業務を執行する”行政代執行”というものがあります。
これが行われれば、「ゴミ屋敷はすぐに解決!」となるのですが、そこにも問題が潜みます。

行政代執行とは、読んで字のごとく『行政が業務を代行する』だけなので、ゴミ屋敷の片付けにかかる費用は、ゴミ屋敷の持ち主が負担することとなります。
そして、この行政代執行、スムーズに執行されるわけではありません。
まずは、条件がいくつかあります。
近隣住民への迷惑、と言うだけでは難しく、公道など多くの方に迷惑がかかっていること、そして、そのまま放置をすることにより、さらに多くの方に被害が拡大することが想定される場合にのみ、対象となります。
その上で、複数回に及ぶ指導や勧告を行い、片付けることを命令し、それでも全く持って是正されない場合において、やっと実施されるというもの。
従って、強制力はあるのですが、実施される可能性は大変低いと考えなければなりません。また、実施に至るまでの期間についても、かなりの長期間になってしまうのが実情です。

最終手段でありながらも、大きな問題を抱えている手段と言えますよね。

※ 行政代執行については、コチラもお読みください。

ゴミ屋敷を片付けるには

ゴミ屋敷を片付けるのは、正直、個人の力では難しいと言えるでしょう。
というのも、長年に渡って溜めたゴミの分量は、想像をはるかに超えます。そんな大量のゴミを、自治体の回収に出すことはできず、回収を他で頼む必要があるからです。
また、積みあがったゴミの山は危険で、いつ崩れ落ちてくるか分かりません。巻き込まれれば、ケガは必至。
その上、ゴミの液状化などにより、特殊清掃を必要とする場合もあるのです。

費用が気になるかとは思いますが、ゴミ屋敷の片付けは、個人で対応するのではなく、業者に頼むのが最適な方法だと言えるでしょう。

相場屋にできること

ゴミ屋敷の片付けに求められる作業とは、一体、どのようなものなのでしょうか。

  • 片付け
  • 不用品回収
  • ハウスクリーニング

作業内容は、上記の3つに分類されます。
そして相場屋では、3つとも、お引き受けが可能です!
相場屋ではない業者の場合、作業毎に別々の業者を依頼するパターンもあるのですが、そうなると連携が大変です。作業時間が読めないため、いつ、どのタイミングで次の業者に入ってもらうのか、検討もつきません。また、別々であるということは、必然的に料金も割高に。

一社で作業を完結できる相場屋だと、面倒も不安もなく、お任せ頂けるのです!

お片付けから不用品の回収、処分、ハウスクリーニングまで。必要に応じて、特殊清掃も行います。その際の費用につきましては、お見積りの上、ご提示させて頂きます。
今ここで、ざっくりとした相場感をご紹介できるといいのですが、実は、ゴミ屋敷の費用相場は大変難しく、実際に見せてもらわないことには出せるものではありません。
例えば、お見積りには、以下の情報が必要となります。

  • 物量
  • 屋外のゴミの有無
  • お部屋の広さと間取り
  • 敷地の立地
  • 仕上がり状態のご希望
  • 特殊清掃の有無

これらを確認の上、トラック数や作業人員を割り出した上でのお見積りとなりますから、無責任な金額を、ここで書くことはできないのです。
どうぞ、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
相場屋では、無料でお見積りを行っております。
いろいろな業者に依頼することなく、相場屋一社で完結が可能です。
ゴミ屋敷でお困りの際は、ぜひお気軽にお声かけ下さい。

※ 相場屋、ゴミ屋敷の作業については、コチラもご覧ください。

ゴミ屋敷にしないために

ゴミ屋敷化しないために大切なことは、買いだめをしないことや、片付けの癖付けなど、ご自身の努力も必要ですが、地域内でのコミュニティを大切にし、孤立化をさせないといった働きかけもとても大きな意味を持ちます。

買い物をする際は、本当に必要な物かどうか、一度冷静になって考えてみましょう。そして、ひとつ購入をしたらひとつ捨てるなど、自分の中でルールを作っておくことも大切です。

定期的な片付けも、日々のルーティンに組み込んでしまうことがポイント。
生活のリズムによっては、難しいこともあるかもしれません。しかし、「明日」「今度」と先延ばしにするクセをつけてしますと、ゴミ屋敷化に突き進んでしまうのです。

年齢を重ねることやコロナが原因となり、社会からの孤立が加速する昨今、コミュニティが退化していると言われます。これも、ゴミ屋敷へ進む入り口です。距離感を保ちつつではありますが、コミュニケーションをゼロにしてしまわないよう、気をつけていきましょう。

まとめ

ゴミ屋敷は、他人事ではありません。
いつ、近隣にゴミ屋敷が登場するのか分かりませんし、ご自身がゴミ屋敷化のループにハマってしまうこともあり得るのです。
ゴミ屋敷を知り、その対策を知っておくことは、きっと今後役立つことと思います。
2023年秋、【断捨離パラダイス】なる映画が公開予定なんだとか。
さまざまな方面から知識を得て、対策としていって欲しいと思います。