【タンス処分の手引き】上手な廃棄方法と費用を分かりやすく解説

最終更新日: 2022/05/10

【タンス処分の手引き】上手な廃棄方法と費用を分かりやすく解説

タンスを処分したい方々、この記事にたどり着いてくださっていると思います。
タンスを処分したいその時、あなたはどうしますか?
自分で廃棄する?業者に委託する?
捨てようと思うと意外と難しいタンスの処分!
様々な処分方法がある中から、いくつかご紹介したいと思います。

箪笥の種類

まずは、処分したいタンスの種類を把握しておきましょう!
種類は大きく分けて、5つあります。

整理タンス
♦和タンス
洋服タンス
♦桐タンス
♦婚礼タンス

順に、説明をします。

整理箪笥

整理タンスは、チェストとも呼ばれています。
英語で言うか日本語で言うかの違いです。
特徴は、トップスやパンツ・下着・靴下などを折りたたみ収納をする時によく用いられます。

和箪笥

和タンスは、着物を入れられるタンスです。
開き扉の内側に衣裳盆があり、着物を保管するスペースがあります。

着物を収納するタンスはいくつかあり、開き扉の無いものも存在します。
和箪笥の中でもそちらは昇タンスと呼ばれています。
昇タンスは、引き出しばかりのタイプです。
着物以外にも洋服(ウール・カシミヤのセーターなど)をしまうことが可能です。

洋服箪笥


洋服タンスの特徴は、洋服をたたむことなくハンガーにかけた状態で保管が出来ると言う点です。
ニットやワンピース・コート・ジャケット・スーツなどの保管に適しています。

桐箪笥


次は、桐タンスです。

最近のご家庭では見かけることが減りましたね。
桐タンスも着物を収納するのに用いられています。

着物を収納するには、桐タンスが一番いいと言われています。
なぜでしょうか?

実は、桐にはとても優れた通気調整機能があるからです。

【桐の通気調整機能】

湿度が上がる→湿気を吸収する
湿度が下がる→湿気を放出する

この機能により、じめじめした日は、桐自体が湿気を吸って膨らみ外気からの湿気をシャットダウン。
反対に乾燥した日は、木材が収縮することで、引出しの内部へ積極的に外気を取り込みます。

そのため、特に湿気に弱い着物などの収納に重宝されているのです。

処分方法

それぞれの処分方法を見てみましょう。

ごみとして扱う

45ℓゴミ袋に収まるサイズで5㎏以内あれば、ごみの日に出すことができます。
この処分方法の場合は、解体作業が必要です。

解体後は部品ごとに分別し、自治体のルールに則り廃棄しましょう。

解体方法

タンスによって、解体方法は違います。
今回は、代表的なものを1つ紹介します。

①必要な工具を準備する
・軍手・のこぎり・バール・ドライバー・ハンマーなどを用意する
②扉を取る
・外側に開き続けていくと取れる
・事前に扉の金具を外しておくとスムーズ
・ドライバーで丁寧に金具を取る
③タンスの外周の板を外す
・背の高いタンスは倒して作業を行う
・天板がネジで止まっているのか、ダボをはめ込んでいるかを見極める
・ネジの場合はドライバーで丁寧に、ダボの場合は内側から叩く
④全てのパーツが一枚ものの板になるように解体する
・雑に作業をすると怪我につながるので注意!
⑤袋に入るサイズに切断する

粗大ごみとして扱う

次は、粗大ごみとして扱う場合です。
粗大ごみの処分料金は、400円~1000円程度です。
比較的、低コストで処分できます。

①処分費用・回収日・回収場所を確認
・お住まいの地域の自治体に、電話やインターネットから問い合わせをするといいでしょう。
②粗大ごみ処理券を購入
・お近くのコンビニや自治体のサービスセンターなどで販売しています。
③回収場所へタンスを搬出
・購入した粗大ごみ処理券の貼り付けをお忘れなく!
・指定された日時に出しましょう。
④自治体の作業員が回収

クリーンセンターへ持ち込む

クリーンセンターとは、各市にあるごみ処理施設です。
直接持ち込んで引き取ってもらうことができます。
費用は自治体により変わりますが、平均的に10kgあたり100円前後が多いです。

しかし、デメリットもあります。

【デメリット】

軽トラックくらいの車両が必要
タンスをごみ処理施設まで運搬するための車両が必要
かなりの手間と労力がかかる
タンスを運び、トラックに積み込み、ごみ処理施設まで運搬、荷下ろしまで行う必要がある
混みあう可能性がある
施設によっては受け入れ日程が限られているので、混み合う
事前の申し入れが必要
事前に申し入れをするため、予定を立てておく必要がある

デメリットを考慮した上で、上手に活用するといい方法でしょう。

販売店で引き取ってもらう

販売店で引き取ってもらうこともできます。
この方法は、家具を買い替える時に有効です。

例えば「ニトリ」では買い替え時に家具を配達してもらった場合、ニトリ製品の家具なら引き取ってもらえるというサービスがあります。

その他の家具屋さんでも、引き取りサービスを行っているところはとても多いです。

引っ越し時に引き取ってもらう

引っ越しの時に出る不要なタンスや、その他家具類を撤去処分してくれる業者もあります。

しかし、特殊なサービスのようで「お客様自身で処分してください」との回答がほとんどでした。

お引越しのプランやお荷物の量によって、代金は変わってきます。

リサイクルショップで査定してもらう

次は、リサクルショップへ持ち込む方法です。
店舗への持ち込み出張買取があります。

ただ、メリットとデメリットがあります。

【メリット】
メリットは、やはり処分費用がかからずお金になると言うことでしょう。
「カリモク」「府中」「北海民芸」と言ったブランド家具は、状態が良ければかなりの値段が付くケースもあります。

【デメリット】
買った時の金額が高かったとしても、買取不可になったり値段がつかなかったりする場合もあります。
傷や目立つ汚れ・少しの日焼けでも、商品価値がなくなってしまうケースもあります。

大きなものになれば運び出すのも大変です。
そのため、リサイクルショップに持って行く前に、事前に連絡することをオススメします。
所有しているタンスの種類とメーカーなどを把握しておけば、電話で問い合わせもしやすいでしょう。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に依頼するのは、自身で処分できない場合や時間に追われている場合に、1番手っ取り早い方法です。

しかし、間違った業者選びをするとトラブルが起こりやすいのも事実。
荷物を積んだ後に高額請求をされたり、乱雑な作業でお家の中を傷つけられたりするもあります。
業者選びは慎重に行いましょう。

不安な場合は、回収業者のHPを確認してみましょう。
スタッフのプロフィールなどが記載されていると、どんな人が来るのか分かって安心です。

買取を行っている不用品回収業者もあります。

処分費用のまとめ

①自分で解体する場合

細かく分解すると、取っ手や金属部分は不燃ゴミ、それ以外は普通ゴミです。
もし普通ゴミサイズにならない場合は、粗大ゴミにして捨てます。 最終的に粗大ゴミになったものは、粗大ゴミ料金(400円~1000円程度がかかります。

クリーンセンターに持ち込む場合は、重さやサイズで料金が変わります。 平均的に、10kgあたり100円前後です。

皆さんの自治体で、ごみのサイズや料金を調べてみてくださいね。

②タンス購入時に引き取ってもらう場合

買い替え時にホームセンター等の引取りサービスを利用する場合は、4,000円~数千円 が一般的です。

③ 不用品回収会社

不用品回収業者に依頼する場合は、2,000円~数千円が相場です。

④リサイクルショップ

リサイクルショップでは、状態によっては買取が可能です。
状態の良いのものは処分費用がかからず、逆にお金を得ることができます。

まとめ

タンスの処分方法についてご紹介させていただきました。
参考になりましたか?

一概にタンスを処分すると言っても、いろいろな方法があります。
とても重いものもありますので、怪我や事故にはくれぐれもご注意ください

相場屋では、誠心誠意のご対応でお客様に寄り添った作業提案をさせていただききます。
お困りの際には、お気軽にお問い合わせくださいね!