不用品回収でライターは回収してもらえるの?ライターの処分方法とは?
最終更新日: 2021/11/07
最近では禁煙の風潮もすすみ、あらゆるところで以前のような喫煙は出来なくなってきています。また、以前までのような紙タバコといった形ではなく、加熱式タバコといわれる新たなタバコの吸い方が増えたことで以前までのようなタバコの吸い方というものは絶対的に減っていることは間違いないでしょう。一時代前では当たり前だった火をつける道具といえばライターではないかと思います。喫煙しなくなった、あるいは加熱式タバコに切り替えてライターを使っていないという人も多いのではないでしょうか?では、そんなライターはどのように処分すればいいのでしょうか?
ライターの処分方法は?
禁煙をしたきっかけでライターを使うことがなくなったという方も多いのではないでしょうか。それに伴い、喫煙していた頃のライターが家に大量に余っているという方も多いでしょう。ライター、特に「100円ライター」と呼ばれることが多い使い捨てライターは使い切ったから買い足す、というわけではなく、何かの景品でもらったり、タバコを購入するとついてきたりと知らず知らずのうちに溜まってきていることが多いものだと思います。
喫煙していた頃はこういったライターは重宝できるでしょうが、禁煙してしまったあとになるとライターは特に必要なくなってしまいますよね。
では、そんなライターはどのように処分すればいいのでしょうか?
液体ガスを全て出す
まず、基本的にライターの中に残されている液体ガスを全て使い切らないと処分できません。自治体によってライターの処分方法は様々ですが、中に液体ガスが残されている状態だとどの自治体においても「危険物」と認識されます。もしライターの中に液体ガスが残されている状態なのであれば、着火してガスを全てなくすようにしてください。
とはいえ、ライターが複数ある場合だとそんなガス抜きにも時間がかかりすぎてしまうこともあるでしょう。ガスライターの場合、レバーを下げることで着火しますが、レバーを下げ続けているとガスは次第に抜けていきます。
従って、
1.レバーを下げ、ガスが常時出ている状態にする(着火した場合、火を吹き消す)
2.レバーを下げた状態でテープなどで固定する半日以上放置する
3.着火操作を行い、火がつかなければガス抜き完了
このような手順を行ってライターの中に残されたガスを抜くようにしてください。
ただし、液体ガスは周知の通り可燃性のものになりますから、ガス抜きを行う際は火の気がなく風通しのいい安全が確認できるところで行うようにしましょう。
無理な処分方法は行わない
この正しい手順が面倒だということで荒っぽいライターのガス抜きを行う方もいらっしゃいますが、可燃物であるライターを乱雑に扱うのは非常に危険です。
以下で危険な処理方法についてご紹介します。
ハンマーなどで叩き割る
使い捨てライターのボディ部分をハンマー等で叩き割り、一気にガスを出そうとする方がいらっしゃいますが、非常に危険です。液体ガスが大量に出ることになりますから、何らかの原因で引火してしまった場合、爆発してしまう可能性もあります。
また、ハンマーなどで叩く際に生じる火花などで引火して同様に爆発してしまう可能性もありますので、このような処理は行わないようにしましょう。
工具で分解する
工具で接着部分を分解することも非常に危険です。叩き割ることと同様に火花が生じてしまう可能性がありますから、爆発などを誘発してしまう可能性があります。
ライターのガス抜きを怠ると
もしライターのガス抜きを怠るとどういうことが起こるのでしょうか?
ガス抜きをきちんと行っていないとゴミ収集車などの中で引火や爆発してしまうことがあります。これはゴミ収集車の中でゴミを圧縮する際に着火装置が作動してしまうことで、他のゴミなどに火が付いてしまうことがあります。このような場合、ゴミ収集車の作業員はもちろん、近隣を通りがかった方などに多くの被害が及ぶ危険性が想像されます。こういったことが起こらないよう、確実にガス抜きを行うようにしてください。
不用品回収業者に処分を依頼する
ライターのガス抜きがどうしても行うのが難しいという場合であれば不用品回収業者にライターの処分を依頼するというのもいいでしょう。不用品回収業者によってはガスが入ったライターの回収を受け付けていないところもあるでしょうが、回収してもらえるところも存在します。ガス抜きの作業量などを考えると少し割高になってしまう可能性もありますが、自分でガス抜きを行うことの手間を考えるとお得感があるかもしれません。また、ライター以外の不用品を回収してもらうことでよりお得感が高まるかもしれません。時間がない、自分で処理することができないということであれば不用品回収業者に依頼するのも一つの選択肢かもしれませんね。
まとめ
ライターを処分するにはどうしても様々な手間がかかってしまうことになります。しかし、ライターは危険物である以上、安全に処分するために手間をかけることは当然のことだといえるでしょう。少量であれば自分で処理する、大量にあるのであれば不用品回収業者に依頼する等、自分の状況にあった処理方法を選ぶようにしてください。